嫉妬は「相手の幸せを願う言葉」に変換して


「男性が好き」と聞いて感じるモヤモヤや嫉妬。そうしたネガティブな感情を割り切ることは簡単ではありませんが、あなたの葛藤は誰もが経験できる感情ではありません。いつかターさんと同じ悩みを抱える人に寄り添おうとするとき、ここで経験した苦しさは、誰かの大きな癒しの力になります。そんなあなただけの誇りある人生を歩むためにも、サポートしてくれるご友人の恋愛や幸せを、心から応援できる人になってほしい。

でも、どうしても嫉妬心が渦巻いてしまいそうな時には、明るく口に出してみることをおすすめします。憧れの先輩や好意を持つ友人に「好きな人ができた」という話を聞いたら、「大好きな先輩が取られる気がしてやきもち妬いちゃうけど、先輩の幸せを心から応援します!」「一緒に話せる時間が減って寂しいけど、いい恋愛してね! 何かあったら話聞くからね」と努めて、明るく伝えてみてください。

高校生くらいの年齢は、気まずいことがあると関係性がぎくしゃくしたり、距離を置きがちになってしまうもの。大好きな友人たちと良好な関係を保つためにも、嫉妬心は決して抱え込まず、「相手の幸せを願う言葉」として伝えていくといいですよ。

 


時代を追い風に、あなたの魅力を磨きましょう


17歳ですでに多くの味方がいるターさん。それは、あなたの魅力とお人柄ゆえではないかと想像します。今はいろいろなことを初めて経験する過程にあり、苦しみが伴うかもしれません。でも、友人の恋を祝福できる人になれれば「人間としての大きな器」という、セクシュアリティを超えたとっておきの魅力が加わるはずです。

以前に比べて今は、多様なセクシュアリティが受け入れられる時代です。この素晴らしい時代を生きていることを追い風に、あなたらしく堂々と、でも他者へのリスペクトも忘れずに歩んでいってみてくださいね。遠くない未来、あなたが大切に想える人と相思相愛になれる日が来ることを、私も心から祈っています。

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取材・文/金澤英恵


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