TO DO LISTにあることを減らすのは難しいと思いますが、それでも踏み過ぎているアクセルを少し緩めることは、更年期を少しでも楽に乗り切るためにも絶対必要です。実を言うと、私自身も“Rushing Woman‘s Symdrom”に陥っている人間の一人です。もちろん仕事柄、食生活にはかなり気を配っていますが、少しでも時間があると、ついスマホを見てしまうほど走りっぱなし状態なのです。

 

そこで私は、そういった自分を強制的にシャットダウンする方法をいくつか実践しています。1つがアイマスク。これは目の血行を良くしてくれてリラックスができますし、何より何も見えなくなりますので、強制的にシャットダウンするには実に有効なのです。

また、朝起きてから30分はスマホに触れないようにもしています。起き抜けに入ってくる情報というのは影響が大きいものです。そこでうっかりネガティブな情報を見ると1日中その気分を引きずってしまいますから、皆さんも気を付けてほしいと思います。

 

他にも私は音楽を聴きながら瞑想をおこなったり、お風呂にゆっくり浸かったり、深呼吸をしたり、ヨガをしたり……。愛猫と触れ合うのも大事な時間です。ブレーキをかける時間を1日10~15分だけでももうけるよう心がけています。また、誰かと楽しく食事をしたり、マッサージを受けたりと、自分へのご褒美の時間を作ることも、是非おこなってほしいと思います。私は1週間のスケジュールを立てるとき、仕事だけでなく自分へのご褒美時間も一緒に入れるようにしています。そういった時間は副交感神経を優位にしてコルチゾールの分泌を減らしてくれますし、幸せホルモンであるオキシトシンの分泌も増やしてくれますから。

日本女性はとても献身的で、ついつい自分の時間を後回しにする傾向がありますが、無理やりでも自分のための時間を入れるべきだと思います。なぜなら、家族や周りの人たちに優しくなるためには、まずは自分に優しくなって、しっかりケアしてあげることが大切だからです!

自分のための時間を設けることは、決してワガママではありません。繰り返しますが、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増えると、性ホルモンの分泌が後回しになってしまいます。そして更年期も悪化してしまう……。日本女性はもっとセルフケアの時間を大事にして、自分を守ってあげることが必要だと思います。