お仕事帰りに同僚と。大切な家族や友人と。
心からおつかれさまと伝えたい日のレストランを厳選してご紹介します。
ここが真打ち!やっぱりイタリアンは"南"に行く
実力派ピッツァイオーロ&バリスタの新店には、店内に堂々たる窯とバンコが!コレ、店主の南イタリアへの熱〜い思いの表れなのだ。
◆日本最大級の窯を設えたピッツェリア現る! La TRIPLETTA(武蔵小山)
「一度に8枚焼ける、日本でいちばん大きいピッツァ窯なんです」そう胸を張るのは、ナポリの老舗で修業を積み、コンテストでの受賞歴も数多いナポリピッツァ職人の太田賢二さん。中目黒の人気店「サルヴァトーレ」で同僚だったマネージャー、シェフと3人=トリプレッタで、待望のピッツェリアを構えた。香りの強いイタリアの粉を使用。高温を維持できる大きな窯で、短時間で焼き上げた一枚は、縁の膨らみ方といい、中心部分の薄さといい、まさに理想的。
パスタは置かず、料理もワインもナポリのあるカンパーニャ州のものだけ。インテリアも、「机の脚以外は全部本場から」という、ナポリへの愛と気合を感じる一軒。
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◆バンコが主役の南部スタイルのバール登場。 PIETRE PREZIOSE(広尾)「南部のエスプレッソは、北部よりも少量で、まるでチョコレートみたいに濃厚です」と、インストラクターとしても活躍するバリスタの阿部圭介さん。アメリカ発のスペシャリティコーヒーが席巻する中、あえてイタリアの、それもマニアックな南部の、アマルフィを思わせるようなバールを開いた。
店の主役もバンコ=カウンター。立ち飲みが安い(100円引き)というスタイルも本場のまま。いわく「食事の前後に立ち寄って、軽く前菜とワイン、カフェなどを楽しんでもらえるとうれしいですね」。でも、シチリア料理の名店「ドン・チッチョ」出身のシェフが作るパスタやドルチェは、がっつり食事したくなる旨さなのだ。
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FRaU 2014年掲載『おつかれレストラン』より ©講談社
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