おしゃれをしたい気持ちはあるけれど、体型やライフスタイルの変化で、自分に似合うモノがわからなくなってくる40代。そんな悩みが多き世代に向けて、同世代のファッションエディター伊藤真知さんとスタイリスト池田メグミさんが、頼れる大人のベーシックがいつもある「シップス」のアイテムをピックアップして解決策を模索していきます。
 

Q.トレンチコートや紺ブレなど、ひと通りの定番アウターは持っています。それでも買うとしたら、この秋は何がおすすめですか? 


A.体型カバー力抜群の「ジレ」やカーディガン感覚で堅苦しくない「ツイードジャケット」をぜひ


伊藤:私たちくらいの世代になってくると、ある程度ワードローブは揃っているから、毎回”それでも買うなら?”というのは必ず考えるよね。

池田:そうですね。ただトレンドだから、では買わなくなりましたよね。着心地がよくないとかスタイルが悪く見えるものは、買っても結局着なくなる……。そんな中でも、今年の「ツイードジャケット」や「ロングジレ」はいいなと思いました。

伊藤:私も! ”ツイードジャケットはオケージョンで着るかしこまったアイテム”という印象もあったけれど、最近のものはカーディガン感覚で着られる軽くて気負わないものが多いよね。でも、ツイードが本来持っている上品さはあるから、シンプルなスタイルやカジュアルがぐっと洗練されるというか。

池田:そうですね。ここ数シーズンでぐっと増えた「ロングジレ」は人気が定着しつつあるアイテム。なんてことないワンツーコーデに羽織るだけで、一気にこなれるし、縦長のラインが作られるので、スタイルアップ効果も抜群で、忙しい女性からの支持率がとても高いんですよ。
 

どんな体型もすらっと見せる「ロングジレ」。着こなしのコツはインナーの色を揃えること

 
ジレ¥24970、パンツ¥16940/シップス ニット¥15950/シップス プライマリー ネイビー レーベル バッグ¥60500/アバケーション(シップス インフォメーションセンター) その他/私物

伊藤:着丈や素材、デザイン含め、いろいろ出ているけれど、このジレは着丈のバランスがいいし、ノーカラーだからインナーも選ばず、印象もかっちりしすぎない。肩をうまく隠して、二の腕をすっきり見せてくれる大人に優しいデザインも嬉しいよね。

池田:羽織るだけで2割増しですっきりと見えると思います。今回のコーディネートのように、中に着るアイテムの色を揃えると、さらにスタイルアップ効果が上がりますよ。

伊藤:このジレの色もいいなと思ったの。ブラウンとモカの中間のような色がきれいだよね。他にはない色で新鮮でした。

池田:そうですね。他にはない色で着こなしを新鮮に見せてくれます。黒っぽくもあり、チャコールグレーのようでもあって、ひと言で何色といえないニュアンスカラーなので、意外にどんな色に合わせてもすっとなじんでくれて便利だと思います。

ジレを初めて買うなら、定番で合わせやすい黒もおすすめ。袖ボリュームブラウス、シアートップスなど流行トップスとの相性も抜群。ジレ¥24970/シップス
 


ツイードなら黒ジャケットでも威圧的にならず、フレンドリーなカジュアルが完成

 
ツイードはイタリアの高級ファブリックメーカーのGIOLICA社のものを採用。黒一色とは思えない表情豊かな素材感が魅力。ジャケット¥40920、バッグ¥12430、帽子¥5500/シップス ロンT¥8910/オーダブ デニム¥25300/アッパーハイツ ¥19800/コルソローマ(シップス インフォメーションセンター) その他/私物

伊藤:私だけかもしれないけれど、シンプルな黒のジャケットはマニッシュになりすぎるというか、ちょっと強く見えるというか。でも黒って便利な色じゃない? その点、黒のツイードなら素材感が柔らかいから印象が強くなりすぎないところがいいよね。

池田:そうですね。無理はしたくないけれど、だらしなくは見えたくない大人世代の気持ちにすごく合致してる。このジャケットはパッドなしだから肩のラインも自然だし、身幅も適度にゆとりがある。お尻が隠れる丈なので、着ていて安心感があります。

伊藤:実際に着てみると本当に軽くて。これはクローゼットにあったら、頻度高く着たくなると思いました。

色違いでオフホワイトも展開。柔らかなオフホワイト、ツイードの素材感のおかげで、白が華やかになりすぎないところが◎。ジャケット¥40920/シップス
 

Column
アクセサリー感覚で持ちたい
シップスの「ミニバッグ」が優秀すぎる!

バッグ各¥6050/シップス(シップス インフォメーションセンター)

ふたつめのコーディネートで合わせたバッグを始め、オリジナルのミニバッグが本当に優秀なんです。ピンクや上の写真のブルーのような着こなしのポイントになる色から、合わせやすいベーシックカラーまで展開も豊富だし、ポケットもちゃんと付いていて、小さいけれど必要最低限のものは入るサイズ感も◎。手にしやすい価格も魅力です。休日はスマホと鍵だけ入れて身軽におでかけ、仕事のときはサブバッグとの二個持ちで、オンオフ問わず、デイリーに使いたいですね。


今回教わったのは
こちらのおふたり!

 

伊藤真知
ファッションエディター。1979年生まれ。津田塾大学卒業後、出版社に勤務。その後フリーとなり、『BAILA』『LEE』『Marisol』など、幅広い女性誌で活躍。ファッションページの編集やインタビューの他、ブランドのカタログ製作なども手がける。ユニクロをテーマにした企画を多く担当し、自身もユニクロを偏愛していたことから生まれた初の著書『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』が好評発売中。本人のシンプルだけれどどこかお茶目なカジュアルコーデはさまざまな媒体で注目されている。 instagram:@machiito__

池田メグミ
スタイリスト。大学卒業後、会社員を経て、スタイリスト村山佳世子氏に師事。独立後は数多くの女性ファッション誌で活躍。さりげなくトレンド感が効いた、リアルなスタイリングが人気。


シップス ウィメンのブランドサイトはこちら>>

提供/シップス

シップス インフォメーションセンター
お電話でのお問い合わせはこちら
フリーコール 0120-444-099(土・日・祝日・年末年始を除く10:00~18:00)
メールフォームでのお問い合わせはこちら
 

 
 
出演/伊藤真知
スタイリング/池田メグミ
撮影/須藤敬一
ヘア&メイク/桑野泰成(ilumini.)
構成・文/幸山梨奈