コロナ後遺症だと診断されたら?治療法は?【医師の解説】


コロナ後遺症と診断された後ですが、実は、特に決まった治療法があるわけではありません。
息苦しさや、痰が絡むという症状は決して稀なものではないのですが、劇的な治療法は、今のところ見つかっていないのです。

 

肺の影が残っていて、その影がCOVID後に発症する特殊な肺炎だ、という診断になった場合には、飲み薬が試されることもあります。ただ多くの場合、そういった治療法は残念ながら確立されていないことが多いです。
息苦しさに対してはリハビリをしたり、呼吸法を練習したり、といったものが中心となっていきますね。

コロナ感染後、回復してもなお生活に支障をきたすような症状が続いている場合には、医療機関で丁寧に症状の原因をみていただければと思います。

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写真/shutterstock
構成/新里百合子
 

 


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