運転も再開! 徐々に日常生活が戻ってきた


運転を再開するには、退院後すぐに入院していたリハビリ病院で「運転しても大丈夫です」と証明する診断書をもらい、免許センターへ行く必要がありました。病院でお墨付きをもらったし、行けばすぐに新しい免許がもらえる……、と思ったら大間違い!

運転免許センターにいったところ、あらためて「適性検査」を受ける必要があることが判明したのです。

実車を改造してモニター画面などをつけた検査車に乗り、装具を外して右足首を自由にしたら、判断能力や運動機能をチェックされる検査がスタート。心の準備ができていなかったため、静かにパニックになりながらも、なんとかクリアすることができました。

運転再開! 2月ころには、右手くんも運転に参加できるように。でもすぐ疲れてしまうので、基本は左手さん1本で運転。車庫入れも片手だけでスムーズにできるように。

退院時の目標、仕事、料理、運転。料理と運転は、「なんとか大丈夫だな」と思うことができました。

あとは、仕事です。果たして私は、かつてのように仕事ができるのでしょうか。……そもそも、こんな状態の私に「仕事を頼もう」という人はいるの……!?


>>次回は、仕事復帰や娘の受験についてレポートします。


文/萩原はるな
写真/萩原はるな、Shutterstock
構成/宮島麻衣

 

 

連載第1回 48歳2児の母、突然脳卒中で倒れた日「右手右脚が動かない」>>

連載第2回 脳卒中で倒れた48歳女性のリアル入院生活「仕事、家族は?思い当たる原因は?」>>

連載第3回 脳卒中の涙のリハビリ...回復に役立った意外な趣味【48歳ワーママ闘病記】>>

連載第4回 脳卒中で倒れた母の心配は「育児をしない夫」。2週間の不在、子供はどうなった?>>

連載第5回 トイレも一人で行けない...脳卒中のリハビリ開始!医師から言われた衝撃の一言>>

連載第6回 ひたすらお手玉落とし、暗算...地味でつらい脳卒中のリハビリ時間割【48歳ワーママ闘病記】>>

連載第7回 脳卒中リハビリ入院中の一番の楽しみはお風呂!意外な身のまわり事情>>

連載第8回 食い意地は最高のリハビリ!不器用な左手でも食べたい病院食メニュー 【48歳ワーママ脳卒中闘病記】>>

連載第9回 長いリハビリ入院生活、大切なのは患者同士の人間関係【48歳ワーママ脳卒中闘病記】>>

連載第10回 突然の訃報も...ワンオペ母の長期入院、残された家族の生活は?【48歳・脳卒中闘病記】>>

連載第11回 ​利き手を使わず料理、運転、パソコン...退院に向けた最後のリハビリ【48歳・脳卒中闘病記】>>

連載第12回 ​不安ながら退院...帰宅前に病室からポチったアイテム【48歳ワーママ脳卒中闘病記】>>