睡眠のほか、鍼灸や整体など受動的な体のメンテナンスなどもセルフケア


そして3つめは、しっかりと睡眠を取ることです。
一番シンプルにできる方法は、今までよりも1時間早くベッドに入るようにすること。
自分のやりたいことが全部終わってからベッドに入っている人は多いと思いますが、これだとやりたいことに時間を使ってしまい、睡眠時間が削られてしまいがちです。

ですから無理やりにでも、今までより1時間早めにベッドに入ることを心がけるのがおすすめ。これだけで睡眠時間が確保できるようになります。
この3つが、生活の中で取り組みやすいセルフケアだと思います。

 

さらに、鍼灸や整体、アロママッサージなど、誰かにお願いするような受動的な体のメンテナンスもセルフケアと言えますし、健康診断で自分の健康状態をチェックすることもセルフケアですよね。

 

こういったセルフケアを続けるかどうかで、10年後、20年後が大きく変わります。
ぜひできることから取り入れてみてください。

<新刊紹介>
『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』

著:産婦人科医  高尾美穂
定価:本体1600円(税別) 講談社

女性ホルモンに振り回される人生前半の40年と、ホルモンがなくなり落ち着く後半40年、そしてその間にある更年期という嵐の10年間。
自分がいま人生のどの時点にいて、体と心はどういう状況になっているのか。それが把握できていれば、対策はあるのです。
この本では、高尾先生が日常でできる解決策を教え、解決策がないことならば違う角度でのとらえ方を提案。また、女性がラクになる生き方のアドバイスもたっぷりと。
女性ホルモンとうまく付き合い、自分の人生を自分でデザインしていくために。
高尾先生が優しく語る111の「こうすれば大丈夫」を、ぜひ生きる指針にしてみてください。



編集協力/和田美穂
撮影/馬場わかな
イラスト/Shutterstock
 

 


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