スタートアップやベンチャー企業がよく使う「カジュアル」という言葉、この出来事のせいでいまだにちょっと嫌な響きに聞こえます。ネットで見るとこういった例は他にもある模様。繰り返しですが、面接なら面接と言って欲しいです。

また、「まずはカジュアルにお話しましょう」という文言はよく見ますが、できるだけ早く転職したいという切迫した状況の求職者からすると、そんな悠長なこと言ってられないよ……という気持ちにもなる人もいるのではないでしょうか。

とりあえず話して、選考に進みたいと思って希望を出し、そこから3回も面接を受けるとなると、かなり時間がかかります。複数の会社の選考が同時に進んでいる場合、進捗状況がバラバラだと、採用が決まっても答えを出すのに悩んでしまいますよね。

一度退職してしまうと転職で非常に不利になるため、働きながら転職活動を行う人も多いと思いますが、時間も気力も体力も際限なく消費されます。腰を据えてじっくり取り組みたい人にとっては、まずは気軽に話を聞けるカジュアル面接という選択肢はいい取り組みなのかもしれません。ただ、プロセスは多くない方が、求職者の負担は減りそうです。

 


「オファーメール」を手放しで喜べない理由

 

転職サイトに登録すると、「企業からオファーが来ています」というメールも頻繁にきます。いわゆるスカウトメールというやつです。しかしオファーを受けてその企業に応募すると、なんと書類選考で落ちる、ということがよくあります。

形式上は「履歴書を拝見してぜひ弊社に」という体裁ですが、採用担当者が履歴書を見て送っているわけではなく、自動で送られている模様。告られたからOKしたら「やっぱり忘れてください」と言われた気分。大量に来るスカウトメールが未読のまま溜まり続ける日々です。