英国:ボリス前首相夫人
仕事着ならOK、国葬にはNG ボリス前首相夫人スタイル

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

キャサリン妃と似たファッションでも有名な、英国ボリス前首相の夫人、キャリー・ジョンソン氏。この日、黒こそ着用されていたものの、物議を醸したファッションがこちら。
オシャレです。全身コーディネートもまとまっているし、素敵です。これが葬儀、ましてや国葬でなければ……。

スクエアに開いたネックラインに、ゴールドのボタンとベルトバックル。更にはフープのピアス……カジュアル過ぎます。お帽子は、ちゃんとピルボックス型のものでネット付きと、葬儀にマッチしたものですが、他が全て普段着仕様。

センスが良いだけに残念すぎる、前ファーストレディスタイル。“人の振り見て我が振り直せ”。ここから学んで、露出、光り物(ゴールドなど)、カジュアル小物(仕事ならOK)は控えましょう。

 

フランス:大統領夫人ブリジット・マクロン
モードでスタイリッシュなファーストレディ・スタイル

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

最後は仏のマクロン大統領夫人、ブリジット・マクロン氏。
ふだんのスタイルがミニマムで、黒もお得意カラーなだけあって、こなれたブラックスタイルです。
テーラードのコートに、スタンドカラーのシンプルなデザインのワンピースを合わせ、クラッチ、グローブ、ピンヒールのパンプスと、とってもモード感の漂うスタイリッシュなファッションがさすが。
お帽子の位置が少し後ろすぎ? もしくはもう少しだけ大きなサイズならパーフェクト・バランスだったかもと思うも、ファーストレディらしい、シャープで洗練された喪スタイルが印象的でした。
 

全般的に、皆様のお洋服が、どれも小物を取れば従来の公の場で使えるデザインであることが、欧州ブラックスタイルの特徴ですね。私たち日本人もブラックドレスや黒ファッションが大好き。

これを機に、葬儀でのファッションについて考えると同時に、賢いお洋服選びをしたいですね。
 


構成/高橋香奈子

 

 


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