落ち着くことができない子どもの本当の気持ちは?


今回は発達障害の特徴のひとつである「落ち着くことができない」ことについて書かれた章をピックアップしたいと思います。まずはその行動パターンを、リュウ太くんを例に見ていきましょう。

ある日、リュウ太くんは両親と一緒に親戚のお葬式に出席します。しかし、周囲の神妙な雰囲気などお構いなしに体をグラグラと動かしてしまうのでした。

 

場の空気を読まない彼の行動を両親は咎めますが、本人は自分が怒られたことにどうしても納得がいきませんでした。

 

なぜリュウ太くんは納得がいかなかったのでしょう? 驚くことに、本人には両親の言いつけをしっかり守ってじっとしていたという意識があったのです。