退院約1ヶ月後、一人で渋谷に打ち合わせへGO


12月10日に退院した私のスケジュールは、通院に免許センター、新しく近所の病院で始まるリハビリに、小学校の保護者会や野球チームの卒団式と、なかなかの充実ぶりを誇っていました。

それからお正月までは、日常生活に慣れていくことに手一杯。とにかくなんでもやたらと時間がかかり、すぐに疲れるので、1日があっという間に暮れていきます。

一応、関係各所には退院が決定した日に「退院日ですが、12月10日(金)に決定し、12月13日(月)から本格復帰いたします。当初の予定より長くなってしまいましたが、右手、足共にずいぶん回復いたしました。何か、お手伝いできることがあれば、なんなりと!」などとメールをし、退院後すぐに報告メールを送っていましたが、そんなきんきんに仕事が入るはずはありません。

ただ、脳出血ルポは、講談社の児童局のサイトでの掲載が決定! しかも夫が、私にさきがけて「子育て戦力外パパと2児の奮闘記」を始めることになりました。


倒れてもただでは起きないのは、私だけではなかった!

退院後、初めての打ち合わせで渋谷へ移動。入院生活が長かった私に、いきなりのひとり渋谷はハードルが高すぎた……。

そして年が明けた1月7日に、私は地下鉄で渋谷に向かいました。内容は、以前作った単行本の続編を出したいから、ぜひ参加してほしい、というもの。仕事相手に会うのは、じつに半年ぶりのことです。

 

渋谷で待っていたのは、とってもお世話になった元雑誌編集長と、これまたすごくお世話になった編集者。私の入院中にお二人で会社を立ち上げ、すでに何冊か本を出したといいます。えっ、早すぎない?

電車や徒歩での移動は大変ですが(そして思ったよりもさらに時間が必要)、打ち合わせの席に座ってしまえばこっちのもの。左手でメモをとりながら、内容や進め方、スタッフなどをみんなで詰めていきます。

あ〜、まさに仕事って感じ。こういうの、懐かしい!

左手で打ち合わせメモデビュー! 私が読めれば問題なし(解読不可能な文字も多少ある)。

でも、入院生活ですっかりなまってしまった私の頭と体は、1時間ちょっとの打ち合わせと移動でオーバーヒート。帰るなり、2時間くらい爆睡してしまったのでした。