リタイア後、生活の差は、心の不協和音を生む?


さらに、50代にもなれば、それまで気にならなかった暮らしの差のようなものが露呈してきます。リタイア以降はその差がさらに広がってくる可能性も否めません。同じ老後でも、ギリギリの年金生活をする人と、年がら年中海外旅行に出かける人の差は、やがて何らかの心の不協和音を生むのではないかということ。それを一体どうするか?

一方で自分の夫やパートナーと、なんらか折り合いが良くない友だちもいるはず。だからどうしても疎遠になりがちだったりする人との付き合いは、どうするのか?
自分のパートナーを説得すれば良いと思いがちだけれど、自分には見えない友だちのネガティブ材料をパートナーに指摘されたりして、逆に説得されてしまったりすることってなくはないと思うのです。

 

というように、あえてネガティブ要素ばかりを挙げましたが、そういうことも乗り越えるだけの友情が相手に対しあるかどうか? そこを本気で考えてみたいのです。なぜならばこれからの年齢で友だちとの関係に何かしら問題が起きると、心身へのダメージがとりわけ大きいから。逆に言えば、むしろこれから“友だちが一番大切な時代”に入るからなのです。