40代ベースメイクからポイントメイクまでプチプラコスメを使ったブラウンメイク。プロのテクニックで王道カラーを蘇らせる方法を紹介します。

 


年齢やシーンを選ばず、誰でも似合う「ブラウン」。ブラウンやベージュのブラウン系のアイテムはメイクの定番として欠かせない色です。ワントーンで組み合わせた4色アイシャドウパレットやアイライナーやアイブロウマスカラなどもブラウンのバリエーションが増えていきています。その一方で、「ブラウンメイクをすると顔色が悪く見える」といった悩みの声も。

「パパッとメイクをしてもそこそこに仕上がるがブラウンメイクの良いところ。その一方で、『ブラウンメイクは疲れて見える』『老けて見える』と悩む人も少なくありません。肌色と“なじみ過ぎて”しまい、血色感のない顔になってしまっているんです」とヘアメイクアップアーティストの山下美紀さん。今回はベースメイクからポイントメイクまでプチプラコスメを使ったブラウンメイクをご提案します。

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ヘアメイクアップアーティスト/ 山下美紀
ヘアメイクアップアーティストの横山克馬事務所を経て2006年からフリーランスに。雑誌・TV ・広告などで、俳優やモデル・タレント・アーティストのヘアメイクを担当。中でも悩みをカバーしながら色の組み合わせやバランスを整えてチャームポイントを最大限に引き出すメイクが得意。SNSではトレンドを踏まえた「誰でも簡単にできるメイク」を提案。幅広いジャンルや年齢層から支持されている。

 

 

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Q:老けないブラウンメイクのポイントは?


A:今回選んだのはリンメルの「ワンダー エバー アイシャドウ」(004)。ベースはベージュ・ブラウンとし、ブラウンと相性のいいパール感のあるオレンジゴールドを上下のまぶた全体にたっぷり塗ってアクセントをつけました。このオレンジは肌色とも相性がよく、ブラウンのワントーンメイクをアップデートできます。ブラウンの色幅を最大限に活用するのが今年のメイクスタイル。

また、アイライナーの代わりにブラウンのシャドウを、マスカラもブラウンにして色のトーンを合わせることで優しい印象に仕上げています。遠慮しがちなキラキラパールやラメも積極的にトライしてみて。ブラウンと合わせると肌なじみがよく、上品な目元になります。今年のブラウンメイクは「ツヤ」を大胆に仕込んでください。
 

Q:リップの選び方についてアドバイスはありますか?


A:アイメイクにツヤがある場合はリップはあえてマットな質感を選んで。質感の違いを楽しめる余裕があるとこなれ感がでます。各ブランドからマットリップが多く登場するので、マット具合も比べてみてください。鮮やかな色味もマット系なら肌にもなじむので、普段のメイクにも取り入れやすいと思います。
 

Q:40代からのリップの色選びって結構、難しいですよね。ポイントはありますか?


A:ブラウンの目元はどの色とも相性がいいので、ピンク系やヌード系、ダーク系などもチャレンジしやすいですよ。「似合う色がわからない」という方は洋服の色とコーディネイトするようにリップカラーを選ぶようにしましょう。柄やモチーフの色と合わせると全体のトーンも合ってきます。