かぶりブランド「ザ・バンパイアズ・ワイフ」
キャサリン妃はシンプルなメタリックドレスをチョイス

2020年3月3日、アイルランドを訪問。ワンピース /ザ・バンパイアズ・ワイフ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

最後は、パーティードレス編。アイルランドを訪問された際、アイコンカラーであるグリーンのメタリックがきらびやかなこちらを初お披露目されました。小物にはゴールドをプラスし、エスニックなニュアンスがあるゴージャスな着こなしに。キャサリン妃の瞳の色ともマッチして、品よくまとまっているところはお見事です。

今年再び、ご夫妻の初のポートレートの中でもこのワンピースをお召しになっていました。このブランドも、今やキャサリン妃のお気に入りの一つになっています。

個人的には、グリーンのメタリック×ゴールドのスパンコール、というのがややトゥーマッチかなと感じます。
 

 

ベアトリス王女は、よりデコラティブなデザインをチョイス

2019年8月31日、シンガー、エリー・ゴールディングの結婚式にて。 ワンピース /ザ・バンパイアズ・ワイフ 写真:PA Images/アフロ

実はこのドレスは、ベアトリス王女が先にお召しに。時期も異なるので、袖や裾の切り替えなど、デザインも違う点がありますが、本来このブランドは、ベアトリス王女のお気に入り。上のドレスをきっかけに、キャサリン妃も同ブランドのお洋服が増えていくようになりました。

この2つのスタイルを見ると、イメージが大きく異なる事がわかりますね。
まず色の合わせが最も大きいですが、キャサリン妃がゴールドをプラス。それに対し、ベアトリス王女は黒で引き締め。お花がついたヘッドバンドや靴も黒でデザインのあるもの。
全て、個性的なものばかりですが、色を抑えられた事で喧嘩する事なく、むしろ上級コーデに見えます。トレンド性の強いお洋服となれば、やはりチャレンジ精神の強い、ベアトリス王女が一歩先、という感じでしょう。

あくまでも洋服が持つニュアンスで判断しての見解ですが、年齢に応じても、どちらのスタイルを参考にするかは変わってもきますね。
クリスマスシーズンも近づき、お二人のプリンセス・スタイルのように、私達も自分らしくオシャレを楽しみましょう。
 


構成/高橋香奈子

 

 


前回記事「【キャサリン妃コートスタイル】ワントーンコーデを地味に見せないテクニック集」はこちら>>