老眼鏡はもういらない!脳の処理機能を高めれば大丈夫

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目から入ってきた画像情報は、脳内で電気信号として処理されます。つまり、私たちは「目」で物を見ているのではなく、「脳」で物を見ているのです。目は、いわば外界と脳をつなぐ窓口です。あくまでも「今、目の前にはこういうものがありますよ」という情報を脳に送る役割を果たしているだけであり、その情報をどう捉えるのかを決めるのは脳の情報処理機能です。ですから、いくらピントが合っている画像情報でも、脳の処理機能が低ければ、物の像をくっきりと捉えることはできません。

 

これは逆もしかりで、たとえ目から入ってきたのがピンぼけの画像情報でも、脳の処理機能が高ければ、画像情報以上にくっきりと捉えることができるはずです。つまり、スマートフォンで撮った写真を、写真加工アプリで修正するようなものといったらイメージしやすいでしょうか。「カメラ」である目がぼんやりと映し出している形を、脳の情報処理機能という「アプリ」を使って、より鮮明にするということです。

極論をいえば、目の機能は低下していても、脳の補正機能が高ければ、「見える」ようになるといえるのです。