科学的に実証された視力回復トレーニング 「ガボール・アイ」


「ガボール・アイ」はすでに効果を実証する臨床データが多数報告されている、脳を使った視力回復法です。一例を挙げれば、老眼と近視の方で視力が0.2ほど上がったというデータがあります。今まで多くの患者さんを診てきた私自身の経験では、近視の場合、0.1以下だと視力回復効果は限定的ですが、老眼の場合は、進行度にかかわらず多くの人に視力回復効果が現れています。

 

ガボール・アイは上のような「ガボール・パッチ」と呼ばれる縞模様の図形を眺めるだけという方法です。

厳密にいえば、ガボール・アイは「ピントを合わせて物を見る」という目の機能そのものを上げるものではありません。老眼が「治る」か、近視が「治る」かと聞かれたら、答えは「ノー」です。

老眼になっている目、あるいは近視になっている目の機能状態はそのままに、目に映っているものを処理する脳に働きかけることで、より鮮明に画像を処理できるようにしようというのがガボール・アイという方法なのです。「いくつかの縞模様(ガボール・パッチ)を見て、同じ縞模様を探す」という要素を加え、難しいことはいっさい考えずに実践できる、非常にシンプルな方法です。

 

 【実践法】 
ガボール・アイの練習問題をレベル1~3まで3題、ご用意しました。1題につき3分間、同じ模様のガボール・パッチを探してみてください。
 

ガボール・アイ レベル1
ガボール・アイ レベル2
ガボール・アイ レベル3

ここで重要なのは、同じ図形を探し出すことではなく、「ガボール・パッチをしっかり見て、どういう図形なのかを把握しようとすること」です。制限時間内に同じ模様のものを見つけられなくてもまったく問題ありません。