ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、リップの質感編です。


vol.36
ツヤ肌をいかすなら、リップの質感はセミマットがGOODバランス!

 

上の二つの写真、違いはリップの“質感”です。左写真は、ツヤのある肌にツヤのあるリップを合わせました。一方、右写真は、全く同じツヤのある肌に、ソフトマットなリップを合わせました。色も、ほぼ同じものを選びました。いかがでしょうか!? リップの質感が違うだけで、雰囲気が違う、というのがわかりますでしょうか? ツヤ肌に対して、リップがマットなほうが引き締まって、上品な雰囲気にまとまるんです。

 


若々しく、イキイキとした潤い感が際立つ
ツヤ質感も、バランスが重要


みずみずしさや光沢感があり、美肌に見えるということで、ツヤ肌は大ブームになりましたよね。しかしマスク時代に突入し、ベースメイクは少しマットで、とにかく落ちない・くずれない、さらりとした肌を求める傾向が強まりました。でも今改めて、ファンデーションが一斉に大進化を遂げ、ツヤ肌が戻ってきています! やはりツヤのある肌は、イキイキとして見え、私も大好きですが、ここで一つ、気をつけてもらいたいことがあります。
それが、組み合わせるポイントメイクの“質感”。大人の方はツヤ肌を大前提にしてもらってよいのですが、そうなると、たとえばアイシャドウやリップのツヤ感は少し抑えめにしたいところです。特にわかりやすいリップでくらべてみましょう!

こちらがツヤ肌に、ツヤのあるリップを合わせたメイク。ツヤとツヤとで良さそうに思うかもしれませんが、実は互いの良さを打ち消し合ってしまい、締まりのない印象に見える場合も……。
こちらはツヤ肌に、ソフトマットなリップを合わせたメイク。質感に違いがあることで、肌のツヤ感が引き立ちます。リップのマットさも、肌にツヤがあることで乾いた印象にはならず、むしろシャレ感がアップして見えるんです。
 
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