ヘアメイクアップアーティスト岡野瑞恵さんとのトークショー
「ミモレ世代のパーティスタイルとドレスアップする日のメイク」
参加者の皆さんが楽しみにしてくださっていたトークショーでは、スペシャルゲストとして岡野瑞恵さんをお迎えしました。岡野さんは、篠原涼子さんなどのヘアメイクを担当されるヘアメイクアップアーティストであり、ミモレで人気ビューティコラム「キレイ手帖」を連載中でもあります。

事前に参加者から募集した質問に、岡野さんと大草編集長が一つ一つ答えていく形でトークショーは進行。多くの皆さんから寄せられた悩みのひとつは「やり過ぎ感や若作り感がないけど、華やかに装うにはどうしたらいい?」というものでした。

「髪をまとめるときは、まとめる位置が高過ぎたり夜会巻きみたいにきっちりまとめ過ぎると老けた印象になってしまいがち。大草さんみたいにアイロンでルーズに巻いて低めの位置でまとめるのはいいですね。どこかにボリューム感を出すと華やかになると思います」(岡野)

「いかにもなドレスではなく、今日の私のスカートや岡野さんのブラウスなど、ちょっと揺れる素材を取り入れるのがいいかもしれません」(大草)

「メイクはパールぎらぎらではなく、アイラインで普段との違いを。いつもペンシルライナーを使っている人はリキッドライナーで長めに。リキッドライナーを使っている人は、たとえば濃紺のアイライナーを使ってみると目の表情が変わってきます。リップにポイントをおくのも今っぽいですよね。ただグロッシーなものは老けて見えるのでマットなリップがおすすめです」(岡野)

「まさに今日の岡野さんのパンツスタイルも素敵な大人のドレスアップだなと。きちんとサイズがあった、丈と靴とのバランスがいいパンツに、トップスをふんわりした、あるいは透ける、揺れるものを合わせるととてもいいかなと思います。あとはバッグ。バッグは生活感の象徴なので、小さなバッグを持つだけでドレスアップ感をさりげなく感じさせることができます」(大草)

一つでも多くの質問に答えようといつもに増して早口で語る大草編集長(笑)。

お仕事帰りにパーティがあるときはどうしたらよいですか、という質問も。

「前髪や耳の上など、どこかにぴたっとした面を作ってあげるとドレスアップ感が出ます」(岡野)

「アクセサリーや小さなバッグを足すほかは、肌の分量でしょうか。腕をぐっと出すだけで華やかさが出せます。日中はタイツをはいていて、パーティではつま先を出すのもいいですね」(大草)

「やっぱり赤リップですかね。今は色味もテクスチャーもいろんなものが出ているので、ご自分に似合う赤リップを見つけやすいと思います。薬指でとんとんと唇につけると自然な仕上がりになります」(岡野)

おしゃれ更年期まっ只中でパーティで何を着ていいか分からないという方には「上に着るものを普段よく着る色にするとよいかも。パーティだからといって普段着ない華やかなものにせずに、いつもグレーを着ている人は、同じグレーで光沢感のあるもの、透け感のあるものを選んであげるのいいと思います」(大草)

トークショーが終わってからも、各テーブルをまわってご挨拶する編集長に個人的に質問される方もたくさんいました。おしゃれの悩みについてあれこれお話しするのはやっぱり楽しいですね!

真剣な様子でトークショーを見つめる参加者の皆さん