おせちはおいしくない? だから、「おいしすぎる、おせち」を


ーー3号目の別冊付録は、「おいしすぎる、おせち」。別冊とは思えない68ページというボリュームと豪華さで、まさに永久保存版です。これだけで一冊の本になるな、と思っています。きっとこの内容のものは二度と作れないと思うので、絶対にこのタイミングを逃してほしくないな、というのが私の想い(笑)。タイトルも、実は直前で変更になったんです。

基本のおせちのレシピ以外に、お正月にあると便利な一品、盛り付けも紹介。

栗原:「おせちってあんまり好きじゃない」「おいしくない」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか? なので、この言葉に少し引っかかってくれたら、いろいろな人におせちを作ってもらえるんじゃないかなと思って、あえて「おいしすぎる」とつけてみました。

――実際に試食させて頂いたら、「このおせちは、お正月だけでなく毎日でも食べたい!」と思ったので、このタイトルはぴったりです。盛り付けも美しく、基本のおせち以外のレシピも掲載されています。眺めているだけでも楽しい、豪華な別冊ができました。また、煮ものだれのレシピから始まるおせちの特集は、なかなかないのでは? と思います。

 

栗原:この基本の煮ものだれさえあれば、難しいと思われがちなお煮しめが、どんな分量でも、味付けに迷わず、必ず美味しくできるんです。
それから、お正月や家族が集まるときに必ず作るパテ・ド・カンパーニュは、私のレシピ通り作っていただいたら、絶対に美味しくできます。日持ちもしますし、すごく喜ばれるので、ぜひ試してみてください。

――読者の方から多数いただいたリクエストで実現した、2023年のカレンダーも素敵に仕上がりました。

栗原:掲載している写真は、全部わが家で撮影してもらったものです。私のお気に入りは、夫が可愛がっていた金魚が、今はすっかり私に懐いていて、餌をやるときに手乗り文鳥のように手に乗ろうとしてくる瞬間を収めた写真です。私の目線で、金魚が口をあけている様子をぜひ見てください。

――今号ではさらに、栗原さんが3号目の内容について話しているラジオが聞けるんです。「聞いて楽しむ栗原はるみ」という音声ふろくなんですが、雑誌のふろくとしてはこれまで見たことがないです。フリーアナウンサーの住吉美紀さんとご一緒していて、家事をしている最中や、移動中に聞くのにぴったり。栗原さんの声は聞いていると落ち着きます。

栗原:声が低いですからね(笑)。テレビよりもラジオの方が気楽かな。でも、生放送より収録の方が緊張しました。

――生放送のほうが緊張しそうですが(笑)。ラジオは雑誌を購入しなくても聞けますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。