ミュージカルの歴史を辿るセットリスト! 古川さんが初披露する曲もある⁉


今回のコンサート、テーマはJourney=旅。このテーマを選ばれた理由について尋ねてみました。

古川:前回は自分の歴史を辿ったコンサートで、自分が演じた役柄をさかのぼって、いろんな作品から抜粋して曲を並べてみたんですけど、今回は更に視野を広げて、より豪華に“ミュージカルの歴史を辿ってみよう”ということにしたんです。ミュージカルには素晴らしい曲がたくさんあるので、僕がまだやったことのないものをメインでやってみようという具合に視野を広げてみました。セットリストは皆で意見を出し合いながら決めているのですが、ミュージカルに詳しい方は「あ、この曲知っている!」と分かる方もいらっしゃると思いますし、初心者の方でも「この曲いいな」と楽曲と出合い、それが実際の観劇のきっかけになったりすると嬉しいです。

 

――ミュージカルと言っても、その歴史は長く、ブロードウェイにロンドン、フレンチミュージカル、韓国とジャンルも多種多様ですが、どのあたりを巡る“旅”になるのでしょうか。

古川:ブロードウェイ発祥のところから現代に至るまでをやりたいと思っていて、年数でいえば100年くらいの時代を旅する感覚です。本当にいろんな曲があるので1年ごとでは追えませんが、歴史順に並べて構成を組み、芝居を混ぜながらひとつの作品としてお届けするというイメージです。

 

――どうしても歌いたいとリクエストした曲はありますかと尋ねると、古川さんは「もちろん」と微笑んで答えてくれました。その曲名は「まだ内緒です」とのこと。ご自身はどのスタイルのミュージカルがお好きなのでしょうか。

古川:ブロードウェイやロンドンを比べるだけでもテイストは本当にそれぞれ違っていて、曲の雰囲気もまったく違うんです。たくさんミュージカル音楽を聴いていると、僕も「この作品はこんなに昔のモノだったのか!」と思うことがあるので、それをひとつのストーリーに上手くまとめたいと思います。

――古川さんは歌手としても活躍されていて、ご自身のアルバムでのコンサートツアーも開催しています。それとは別に、ミュージカルに特化したコンサートを行うのはなぜなんでしょう。

古川:ライブをやるときにミュージカルコーナーを入れているんですけど、やっぱり盛り上がるんです。だから、お客様は音楽を聴きに来てくれているんですけど、僕のミュージカルとしての歌も聴きたいんだなっていうのを感じたので、それがミュージカルコンサートを開催するきっかけになりました。ミュージカルでいろんな役をやり、自分もその中で一歩ずつですけど進んでいるので、今回Vol2を開催することで、このコンサートももっと進化させたいと思っています。