正々堂々と、自らの手でつかんだもの


逆に、パワースポットめぐりが好きな友人から有名な神社へ行こうと誘われてもピンとこなかったのは、そうした場所で手を合わせれば運が開けるほど人生は単純じゃない、と思っていたからです。パワーウィッシュは、自分で目標を設定し、書いて達成を誓う行為。たしかにこうすれば願いは叶っていくはず、と腑に落ちるのです。

玄関のタイルをこまめに水拭き。靴もすべて下駄箱に。(写真=書籍『すこやかなほうへ 今とこれからの暮らし方』より転載)

最初のうちは、書いたことが次々と叶っていくことにびっくりしましたが、しばらくすると、落ち着いて喜べるようになってきました。

ノートに願いを書くことで、意識と行動に変化が起こり、叶えるにはどちらの道に進めばいいかと考え、判断して動いた先に待っていた結果ですから、偶然でも運でもなく、正々堂々と自らの手でつかんだもの。

 

だから新月と満月の日はわたしにとって、宇宙の神秘に思いをはせ、ふんわりと夢見る時間ではないのです。今後進むべき方向性や、将来の計画を冷静に立てる時間。願うのは仕事のことが多く、内容も具体的なので、結果が出やすいのかもしれません。