「spiさんに包まれてきて」と言われました(笑)【望海さん】


望海さんとspiさんはこのミュージカル『ドリームガールズ』が初共演です。お稽古も始まったばかり。でも二人ともがお互いの“ウワサ”を聞いていたようで……。まずはお互いが聞いていたという“ウワサ”と“印象”について伺いました。

spiさん(以下、spi):望海さんのことはウワサで聞いていたんです。「めちゃめちゃ歌が上手い!」って(笑)。

望海風斗さん(以下、望海):えーーー、怖い(笑)。

 

spi:そうそう。怖いよね、そういうウワサ(笑)。「めちゃめちゃ歌が上手いから!」と何度も言われて、「そうなんだー!」と。会うのが楽しみでした。

望海:私も共演者にspiさんがいらっしゃると聞いて、すごく楽しみでした。それで朝夏まなとさんに「包まれてきて」って言われたんですよ。朝夏さん、共演したことはないって言ってたけど(笑)。

朝夏まなとさんは宝塚歌劇団元宙組トップスター。88期入団の方なので、89期の望海さんの1期先輩にあたる方です。その先輩から「包まれてきて」とのアドバイス。どういう意味だったんでしょうか。

 

望海:多分、“包容力”がある方だから、という意味だったのではないでしょうか。

spi:僕、適当ですから(笑)。すごく適当なタイプで、さらに稽古場が楽しくないとイヤなので、そういう意味で“包む”んじゃないですかね。空気的に(笑)。

望海:でも、朝夏さんにそう言われてちょっと安心したんですよ。

spi:そうなの? 良かったーー!(笑)

望海:それでお稽古でお会いしたら、すごく“熱い”方で、最初の本読みでも演出家に熱くお話をされるし……。ご自身から色々発して、本読みの時点でカンパニーの皆さんを引っ張っていってくださる感じが頼もしいんです。

spi:本当ですか(笑)。すごく嬉しい! 僕の望海さんのイメージはとにかく素敵な方。もう、トップスター時代からファンの方がたくさんいるのがすごく理解できる! と思いました。まだまだお稽古が始まったばかりで自分のことでいっぱいいっぱいですし、芝居のほうもミザンス(※)がついたくらいなので、これからもっと知っていけるんだろうなって思っています。

※ミザンスとは、役者の立ち位置のこと。