想定外の話をもちかけられたら、ひとまず最後まで聞く

 

とはいえ、とっさの出来事に頭がパニックになってしまう気持ちも分かります。後から落ち着いて考えれば、「もっとこういう風に声をかけてあげればよかった…」といろいろ思いつくのに。心の準備ができていないと、反応を間違えることもありますよね。

 

管理職は、いろいろな相談が持ち掛けられる立場。なるべくたくさんのシミュレーションをしておきたいものですが、それにも限界があります。全てに備えるのは難しいでしょうから、例えば、「想定外のことが起きたら、ひとまず感情は何も出さない」と決めておくのもアリだと思います。特に、自分より立場が低い相手に対しては。

顔をしかめたり、話をさえぎったり、大笑いしたり、「なんで?!」と問い詰めたり。喜怒哀楽を考え無しに出してしまうと、相談を持ち掛けてきた相手が委縮してしまうかも。まずは落ち着いて、相手の話を最後まで聞く。そして、ちゃんと考えをまとめてから反応する。その動作だけ心がけておけば、今回のような事故は避けられるのではないでしょうか。

マキコさんは既に仕事量の調整に動いているとのこと。話を聞くだけでなくちゃんと行動に移しているのは、管理職の鑑だと思います。あとは、うっかり発言をフォローしてあげられたらいいですね。

「あなたのことをいつも頼りにしているから、動揺してしまいました。ごめんなさい」
「あなたのお陰で、仕事の割り振りや効率化について見直すきっかけになったよ。ありがとう」

自分を正当化しようとして言い訳するのではなく、相手への信頼やお礼の気持ちを込めて。これをきっかけに職場環境の改善が進みますよう、お祈りしております。
 

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文/梅津奏
イラスト/Sumi
構成/山本理沙
 

 

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