ヨガ愛好者にはお馴染みのルルレモン。定番のレギンスをはいた瞬間に

「うわ、何これ!!! 」

穿いているのに、穿いていないような感じ。肌に吸い付くようにピッタリとフィットしながら、どんな動きも追随してくれるパフォーマンスの高さ。よく見れば縫製にも工夫がしてあって、膝を曲げたときに広がる太ももが苦しくない。すごいよ、このレギンス!!

 

ヨガのポーズも変わったのです。
肩周りが大きく動かせるようになり、膝が深く曲がるようになり、自分でも知らなかった身体の力を引き出してくれた。できる動きが増えると自信になり、変わっていく体を見ることがモチベーションになり、ウェアが与えてくれた効果は計り知れなかった。

 

おまけにスーパーハイライズシルエットのおかげで脚が長く見えるんですよ。自分の体を好きと一度も思ったことがなかったけれど、「なんかいいかも」と思えたのも初めての体験でした。

レギンス/ルルレモン シャツ/ラルフローレン ブーツ/ジーユー

人の体も、モチベーションまでも変えてしまう服。
ルルレモンは間違いなく「いい服」だった。

でもね、同じレギンスで比較するなら、以前まで使っていた1900円のレギンスだって動きやすく、軽く、速乾性があって、洗濯耐久性もあって、月4回しか穿かない私には十分に「いい服」だったんですよね。コストパフォーマンスだって最高じゃないですか。


そうか! いい服って「自分にとって都合のいい服」でいいのだと思ったんですよね。
一流ブランドだからとか、名の知れた名品だから、とか、そんなこと一切関係ないわけですよ。まずはっきりさせないといけないのは「私がどんな使い方をしたくて、何を大事にしているか」であって、それに答えてくれる服が「いい服」「ベストな服」。

自分が変化していけば、「いい服」の定義も自ずと変わっていく。

そんな自分の気持ちを深く確かめることなく、ブランド名や知名度、誰かのレコメンドに惹かれて購入したものがクローゼットに根付かなかったのは、ごもっともな話。だって”誰かにとって都合のいい服”なんですもの。

万人に共通する「いい服」など存在せず、誰かのお墨付きを頼りにしすぎるのをやめました。だって使うのは私だから。試して失敗だったらそれでいいんです。「いい服」かどうかは、いつだって私が決めればいい。

あなたの「いい服」は、あなたが決めていい。

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撮影・スタイリング・文/昼田祥子
構成/出原杏子

 

 
 

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