【片づけの悩み②】家族が家事を分担してくれない

写真:Shutterstock

モノが散らばっている家庭ほど、掃除や炊事の負担が特定の人に偏る傾向にあります。片づけが苦手な人ほど、モノが大量に積まれた空間を前にすると「とりあえず触らないでおこう」と敬遠したくなるからです。家族がモノを散らかし、掃除担当の人が棚にモノを押し込み最低限の掃除をする。無秩序に押し込まれた空間だと使い勝手がさらに悪くなり、家族がまた散らかす。すると、他のメンバーはますます掃除を手伝わなくなり、結局は特定の人に負荷が集中してしまう──そうした家庭は思いのほか多いのです。

 

整理・収納を自力でやった人しか、使ったモノを元に戻すモチベーションが湧かず、また片づいた場所でないと、掃除しようというモチベーションは湧きません。調味料・食品・調理用具の保管場所がわからなければ料理をする気になれず、料理した後も保管場所がわからないので出しっぱなしのまま。結局「私がやったほうが早い!」と特定の人に家事が集中してしまいます。