ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1ヵ所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、しっかり眉さんに合う眉マスカラの塗り方編です。

 


vol.38
眉マスカラを使うなら毛質次第! ふんわりを目指すなら薄塗りが正解!

 

微妙な違いかもしれませんが、左写真は、眉マスカラを表面と裏面にしっかり塗りました。一方右写真は、眉マスカラを表面にだけさっと塗ったものです。
これまで、「描き足す必要がないくらい、地眉がしっかりしている人は、眉マスカラで仕上げて」というのがセオリーとされてきましたが、もし「眉をふんわり仕上げたい」のであれば、右写真のように、眉マスカラはさらっと塗りのほうが軽やかでふんわりと見えませんか?
 

毛質次第では、眉マスカラは
必ずしもマストではないかも!?


以前の記事「vol.26『とりあえず茶色の眉マスカラ』でいいの? 毛流れを際立てるなら透明マスカラが正解!」でも眉マスカラについて取り上げました。

「眉の色を変えてカラー眉にしたい」というわけでなくても、「とりあえず眉メイクの仕上げには眉マスカラ!」という方、案外多いのでは? そして、「眉が濃いめだから、軽やかに見せたいので眉マスカラだけ塗っている」という人も少なくないと思います。
でも最近、しみじみと思います。「“毛質次第では、眉マスカラを使わずに仕上げる”という選択肢もあっていいのかも」と。特に、これまで基本の塗り方とされていた裏面と表面の両方に塗るという方法は、どうしても眉毛1本1本に太さが出てしまいます。もともと眉が濃く、密度が高い方がこれをすると、色は多少明るくなったとしても、より濃く太く、重たくなってしまうんです……! 
 

 

こちらが眉マスカラを表と裏の両側からしっかり塗った眉の仕上がりです。もしかしたら、立体感を出す目的でこんな風に塗っている方もいらっしゃるかもしれませんが、特に元々眉が濃い目の方の場合だと、むしろのっぺり重たく見えてしまいます。

 

こちらが、マスカラ液をしっかりティッシュオフしてから眉の表面にだけ軽くつけた眉の仕上がりです。適度なふんわり感がありながら、毛流れもホールドできて自然な雰囲気。しっかり眉さんが眉マスカラを使うなら、このくらいのさらっと感が重要なんです!

 
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