しかし、そんな「今の自分とちょっと違う」友達って、逆に貴重ではないでしょうか?

今のキヨミさんの周りには、キヨミさんとよく似たファッション・生活のご友人が多いのではないかと思います。それはそれで居心地が良いですが、刺激や面白さという意味ではどうでしょう。このタイミングで再会したお二人は、これからのキヨミさんに大いに刺激を与えてくれて、日常にちょっとした変化を起こしてくれる存在かもしれないですよね。

気後れせずに、無理せずに、「違うこと」も楽しめるようになれば、人間関係が豊かになるのではないかと思います。
 

大切なのは「自然体でいること」

 

「違いを楽しもう」とは言っても、二人に合わせてばかりいるとお金も追いつかないし……というのが正直なところですよね。でも、セレブ風な友人と付き合うには自分が相手に合わせないといけないわけではありません。

 

キヨミさんのご予算から見て、月に一回のアフタヌーンティーがOKであれば、その非日常を思いっきり楽しんでいいと思います。もし、「正直ちょっと厳しいな……」ということであれば、二回に一回はもっとライトな場所を提案したり、会う頻度を調整するなどした方が、気持ちよくお付き合いできそうですね。

「その月は娘の誕生日があるからお金節約しなきゃ。コスパの良いおいしいお店があるからそこにしない?」

そんな風に、自然体で提案してみませんか。三人の目的は、アフタヌーンティーではなく「集まって楽しくおしゃべりすること」のはず。それを気持ちよく叶えるために、必要なことははっきり伝えるようにした方が、関係性も長続きすると思います。

互いに互いの金銭感覚や生活レベルを推し量り、自分とこっそり比べるような心理戦は、疲れるだけで一利なしです。素敵なものには「素敵だね~」と素直に称賛し、価値観の違いも楽しめるような心のゆとりを持つことができれば、せっかくの旧友との再会もこれから実りあるものにできそうですね。
 

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!

職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。

応募する

〔ミモレ編集室〕は、ミモレのオフィシャルコミュニティです。「好きを伝え、つなぎ、つながる」をキャッチフレーズに、〔ミモレ編集室〕メンバーの一人一人がこれまでに培ってきた美意識や好きなこと、最近気になっていることなどを自由にシェアし、繋がる場です。

文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

 

前回記事「“ピアス10個つけた娘”が、ザ・日系の大企業を目指す?心配する母は、どう指導すれば?」はこちら>>

 
  • 1
  • 2