こんにちは!

京都二日目の午後です。
ホテルを三時ごろに出発。
すぐ近くの停留所からバスに乗ること約40分。

 

福田美術館」です。
2019年に開館したこちらの美術館。
日本画、特に京都画壇のコレクションが素晴らしいと聞いて、行ってみたいと思っていたんです。

 

場所は嵐山。渡月橋のすぐ近くに建っています。
美術館の手前にはアラビカコーヒーが。
びっくりするくらいの混雑でした。大人気!

早速、美術館に。
中に入って驚いたのが、ほとんどの作品において撮影が可能ということ。
閉館時間が近かったこともあって、館内はほぼ貸切状態。
ゆったり絵を観て、好きな作品の写真も撮って。

今回の展示の私のお気に入りは・・

 

「待春」
雪解けの時期、寒さの中で春を待つうさぎ。
毛を膨らませてじっとしている様子は、冷たい空気とうさぎの温かさの両方が表現されているようでした。

 

「紅梅」
梅の一枝に寄った構図は、咲いた花はもちろん蕾のひとつひとつが可愛らしくて。梅は白梅の方が香るそうですが、この絵からはいい香りがしてきそうでした。
二枚とも京都市出身の山口華楊さんの作品。
以前、SOMPO美術館で「幻化」という狐の絵を見て以来、好きな画家さんです。

 

嬉しくて一枚。なかなかこんな機会はありません!

さて、こちらの絵、よーくご覧になってみてください。

 

東山魁夷さんの「緑の朝」。
少し寄ってみます。

 

中央の木の手前、白い馬のシルエットがうっすらと確認できます。
一度書いた馬が消されているそう。
理由はわかっていませんが、必要ないと思って消したのか、何か意図するものがあったのか・・。
夢の中で見る光景のような美しくて不思議な一枚でした。

 

外に出るともう日暮れ間近。
冷たい空気が気持ちよかったです。

帰りのバス、バス停は一箇所だけなんですが乗りたい路線番号がなくて。
夫が目の前のお土産物屋さんの男性に尋ねたところ、番号はないけどここで大丈夫とのこと。10分ほど待って目的のバスが到着しました。
ふと振り返ると先程の男性が、笑顔でバスを指差してくれていました。
ずっと気にかけていて下さったんです。嬉しくて、バスに乗って出発まで手を振り続けました。 本当に優しい方でした。
またお会いできますように。

朝から予定いっぱいでしたが、どこも楽しくていい思い出になりました。
三日目は幼馴染夫妻のお家に向かいます。
次回は、京都のお土産の巻!

それでは、また!