SNSで初めて投稿した韓国ネタがいきなりバズって、自分でも驚いて
アツミ:「あるある」を始めたのは何がきっかけだったんですか?
はしも:コロナ禍が始まるちょっと前くらいなんですけど、SNSでのショートネタの発信が芸人界隈でもブームになったんです。相方の俵山が「細かすぎて伝わらないモノマネ」っていうのをやってたんで、「なんかやったほうがいいのかな」って相談したら、「やってて苦にならないもの、好きなものとかがいいんじゃない?」って言われて。それでまずは韓国ネタをやってみようと。それで最初に韓国料理店あるあるで「厨房に通す声が大きすぎる」っていうネタをアップしたんですけど……。
@schoolzonehsm 怒ってる風に聞こえるが怒ってない韓国語 #韓国 #韓国語 #怒ってない ♬ オリジナル楽曲 - スクールゾーン はしも
アツミ:それリアルにありますね(笑)。
はしも:これが5万再生くらいいって。
アツミ:1本目でそれはすごい!
はしも:びっくりしましたよ。僕らが劇場でやると、300人キャパで1日5ステージやったとしても1500人くらいにしか見てもらえないんで、これやった方がいいなって。
アツミ:本のほうは、そういう中から厳選したネタという感じなんですか?
はしも:厳選したのと、あとは文字だけでも面白いネタを。例えば「崖から落ちたのに死体がないとだいたい生きてる」とか、やりたかったんだけど、動画でどう撮ったらいいかわからなかったネタです。
アツミ:「崖から落ちたのに……」はめっちゃありますよね。『オクニョ 運命の女』という時代劇で、主人公のオクニョの師匠になる伝説の工作員のおじさんがいるじゃないですか。あの人が死んだとき死体が出てこなかったので、「絶対に生きてて、最後にどんでん返しかましてくれる!」と思ってたら、結局出てこなくて衝撃でした。「あるある」に欺かれるという。
はしも:そのパターンもありますね、「あるあるミスリード」ってやつですね。
アツミ:「家出したらチムジルパン(サウナ)でゆで卵食べる」もありますよね~。で、絶対にタオルで「ヤンモリ(”羊の頭”の意味)」を作る。韓国でチムジルパンに行った時に、友達とやりました。
はしも:僕はやらなかったですが、やってる韓国の方がいて、ゆで卵も食べてて、「あ、本物だ」と思いました。
アツミ:でもって、ゆで卵の殻は……。
はしも:相手のおでこで割るんですよ(笑)。
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