インド勢が目立った今年のガラ。まずは「あの美女は一体誰!?」と話題になった起業家のモナ・パテル。モナはインドからアメリカに渡って以降、複数のビジネスで100万ドル以上の事業を展開し、Forbes誌の企画「世界を救う希望の100人」で“未来の100人”に選ばれたビジネスウーマン。
蝶々の化身のようなドレスは、オランダのクチュールブランド「アイリス・ヴァン・ヘルペン」のもの。腕のバタフライが開くようになった、遊び心あるデザインは、彼女の故郷であるインドの遺産とクチュールへのリスペクトも意識したといいます。ゼンデイヤやアン・ハサウェイを手がけるロー・ローチがスタイリングを担当したと聞いて納得!
もうひとりは映画『RRR』で知られるイギリス人ボリウッド女優のアーリヤー・バット。163人の職人が1905時間かけて作ったというインドのクチュリエ「サビアサル・ムカルジー」のドレスは、インドの伝統的衣装サリーからインスパイアされたもの。長いトレーンもシルク製で、ビーズやビジュー、フラワーが施されたゴージャスなデザイン。
氷が溶けていくような錯覚を起こさせるシアーで立体的なバルマンのドレスを着たのは、エル・ファニング。肩には留まったまま凍らされたかのような、鳥のモチーフが。
デザイナーのハリス・リードは自身のブランドのドレスで登場。時の女王をイメージした?
素肌にスワロフスキーをそのまま纏ったような幻想的なジャンプスーツのアノック・ヤイ。
素敵だと思ったのは、カナダの俳優ダン・レヴィの「虚無に飲み込まれて行くお花畑」スーツ。
そしてセレブたちの宴が繰り広げられる一方で、同日の会場付近ではイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区侵攻に反対するデモが行われており、その様子が旧Twitterに流れて来て、複雑な気持ちに。この日、アメリカの白人ラッパー、マックルモアはガザ侵攻反対を訴える曲「Hind’s Hall」のMVをYouTubeでリリース。
この曲は世界各地で行われる大学でのガザ反戦デモを支援し、ストリーミング配信で得た収益はすべてUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)に寄付されるそう。この曲の歌詞でマックルモアは、ガザで行われている大勢の罪なきパレスチナ人たちへの攻撃に対し沈黙を守るメディアや音楽業界を痛烈に批判しています。
この曲が配信されて48時間ですでに100万回以上YouTubeで視聴されています。
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