フリーランスvs雇用、あなたはどっち!? 今の自分を棚卸し

【フリーランスvs雇用】それぞれ向く人とは?ミドル世代の「お金」と「やりがい」折り合いのつけ方をプロが伝授!_img0
 

ただ、その時の注意点も。

「何かを教える側にまわるのは働く目的になりますが、お金にどれくらい直結するかはまた別です。

お金を稼ぐというのが一番の目的に来る人であれば、ある程度、収入の目処が立つような仕事が必要なので『雇用』で働く方が向いています。

やっぱりお金とキャリアは切り離せなくて、両輪の問題。いくら稼げたらいいかというのをまず最初に立てて、それを稼ぐためにどういう働き方をするか考える。お金よりも自己実現を重視するのであれば、『ずっと考えているくらいなら、とにかくやってみよう』と第一歩を踏み出す。

しかし、別にどちらか一方を選ばなければいけないわけではありません。

例えば、週2〜3回の軽めのパートで(収入の)ベースを作っておいて、空いている日に自分のやりたいことを詰め込んでいくなど、いろいろなパターンが考えられます」(合田さん)

冒頭の「お金」「やりがい(自己実現)」「誰かの役に立つこと」の軸をもとに自分に合う仕事や働き方を考えようとすると、自分の棚卸しが必要になってきます。

 

「棚卸しをするなら、

・WILL(やりたいこと)…やってみたい業務、関わりたい分野
・CAN(できること)…強み、スキル
・MUST(価値観)…大切にしたい価値観(やりがい、人の役に立ちたい、給与など条件など)

の3つをそれぞれ書き出してみて、全部の領域にピッタリ当てはまるところを探してみることをおすすめします。

ただ、そもそも需要がなければいくらやりたくても仕事にはならないので、最後に『NEEDS(需要・必要とされる仕事)』の視点を付加してみてください」(合田さん)

過去に自分の棚卸しをしたことがある人も、年齢を重ねたり、時代が変わったりしたことで、違った結果が見えてくるかもしれません。