nanami1さんからの質問
Q.
生活援助をしてもらっている不倫相手と別れるべきか、悩んでいます。

20年ほど妻子ある人と交際して援助してもらっていましたが、最近奥さんにバレてしまいました。隠れて付き合えば援助は続けてもらえますが、これを機に別れるべきか、迷います。20年も付き合ってきたので、別れるならそれなりのものが欲しいと思っています。虫がいいと思われるかもしれませんが、一人になる不安を思うと少しでも足しになるものは欲しいし、妻になれていたら慰謝料をもらえるわけですし。というのも、彼は「別れる」「別れる」と言って待っていたのに、結局別れず私は婚期を逃した、という思いもあるからです。終活ジャーナリストの金子先生の目から見て、どうするのがベストだと思われますか? アドバイスをいただけると幸いです。

特別ゲスト 金子稚子さんの回答
A.
自分が病気になったとき頼れる存在でないなら、
別れることをお勧めします。

どうするのがベストかと言われますと……、一般的なお答えとしては別れたほうがいいと思います。お気持ちを考えたら非常にお伝えしにくいことではありますが……、彼からお金をもらうもらわない以前に、nanami1さんは、彼の奥様から裁判を起こされてもおかしくない立場ですから。それぐらい、配偶者というのは強い立場なんです。

私は夫との死別を経験して、配偶者というのは、片一方が病気など命にかかわる状態になったときに担保となる存在なのだ、と痛感しました。夫が手術をするときは同意書にサインできますし、葬儀でも喪主を務められます。つまり、自分の命にかかわることを任せたいと思っている、それぐらい信頼されている存在が配偶者なのです。

対してnanami1さんは、自分が病気になったとき、その彼に介護をしてもらえると思いますか? 病気の相談に乗ってもらえたり、命に関わる重大な選択を代わりにしてもらえる、という安心がありますか? Nanami1さんは「ある」と答えられたとしても、彼のほうは応えたくても自分の立場上できないことも多いはずです。このように病気や死について考えてみれば、その彼と続けるべきか別れるべきか、とても簡単に答えが出はしませんでしょうか。

おそらくnanami1さんは、彼と別れることよりも、一人になってしまうことが怖いのではないかと思うのです。でも人間は、誰しも一人で死んでいくもの。もうミモレ世代は立派な大人の女ですから、その覚悟と気合いを是非持っていただきたいと思います。

それに、大丈夫ですよ。配偶者がいなくとも、アナタをサポートしてくれる女友達はきっといるはず。時には女同士のほうが分かり合えることも多いですから。むしろ彼とはきれいさっぱり別れて、そういう友人との時間のほうを大事にしてほしいと思います。歳をとってから付き合える女友達は、配偶者より老後は力になってくれるかもしれませんよ!

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PROFILE
  • 金子稚子(かねこわかこ)1967年生まれ。終活ジャーナリスト。終活ナビゲーター。一般社団法人日本医療コーディネーター協会顧問。雑誌、書籍の編集者、広告制作ディレクターの経験を生かし、死の前後に関わるあらゆる情報提供やサポートをおこなう「ライフ・ターミナル・ネットワーク」という活動を創設、代表を務めている。また、医療関係や宗教関係、葬儀関係、生命保険などの各種団体・企業や一般向けにも研修や講演活動もおこなっている。2012年に他界した流通ジャーナリストの金子哲雄氏の妻であり、著書に『金子哲雄の妻の生き方~夫を看取った500日』(小学館文庫)『死後のプロデュース』(PHP新書)『アクティブ・エンディング 大人の「終活」新作法』などがある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る