これからは、例えば「頼れる先輩」として

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A子さんの妊娠報告は、「子育てがはじまれば、私と過ごしてくれる時間は減るんだろうな」という寂しさをキキさんにもたらしたのではないかと想像します。では、B子さんの卵子凍結の報告の方は?

「そうすべき」ということではまったくありませんが、今回の経験はキキさんにとって、改めて自分の人生プランを考えてみるよい機会にもなりえるのではないかと思います。

自分は将来子どもを持つ可能性についてどう考えているのか。パートナーが欲しいのか。自分の身体の健康状況はどうか。10年後・20年後の理想のライフスタイルや、また国や職場の最新の制度はどうなっているのか……。いろいろ考えてみること・確認してみたいことが思いつきますよね。

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そしてキキさんの気持ちが落ち着いたら、A子さん・B子さんとの関係についてもぜひ目を向けてほしいです。お二人は今、不妊治療や卵子凍結についてたっぷり知識を持っている状況です。やりとげたばかりだからこそ、決断に至るまでの過程や感情の変化について、キキさんに教えてくれる「先輩」になってくれる可能性もあるのではないでしょうか。

「二人の話を聞いて、私はこう思ったんだけど……」と、また三人で話す機会があればいいなぁと思います。属性が同じ友人とじゃないと「連帯」できない、なんてことはないはず。キキさんたちの繋がりが、今後も全員にとって豊かなものであることをお祈りしています。
 

 


【漫画で解説】「不妊治療して、妊娠したの」「私は卵子凍結したの」友人たちの衝撃告白…独身会社員37歳が感じるモヤモヤの正体は?
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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙
 

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