待望の2冊目となるファッション本『My Basic Note Ⅱ ”きちんと見える”大人の服の選び方』を出版した人気エディター三尋木奈保さんが、40代になって更新したという新しいおしゃれのルールを短期集中連載でお届けします。


スカートは、ひざ上丈からひざ下丈へ更新

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ふくらはぎが隠れる、かなり長めのタイトスカート。チェック柄なので重く見えません。タイトスカートにはふんわりブラウスを合わせるのが定番の組み合わせ。 ブラウス/ウィム ガゼット スカート/エブール ネックレス/ジュリー サンドラゥ バッグ/サンローラン 靴/ロペ 時計/カルティエ バングル/ヴェイド

この数年はロングボトムの流行で、世の中のスカートの丈が、どんどん長くなりましたね。そんなトレンドの影響もあるけれど、年齢相応のファッションを考えると、カート丈は長いほうが大人の女性として美しく知的に映ると思っています。

とはいえ私も30代のうちは、ひざ上丈のスカートを好んではいていました。
158センチと身長が高いほうではないので、スカート丈は短いほうがバランスがいいと信じていたし、まだまだ若く見られたいという願望と過信も、どこかにあったのかも……。

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5 年前まではひざ上丈が定番でした。写真は5年前に出版した1冊目の著書から。当時はこの丈が揺るぎないマイ定番でした。自分の年齢と時代とともに、ファッションって移り変わるものだなぁ、としみじみ……。

40代を迎えて、年齢に合った着こなしをちゃんと考えようとしたとき、自然とスカート丈を長めに切り替えるようになりました。若いころに親しんだ服をそのまま着続けていると、痛々しい大人に見えてしまうと自戒して。

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鮮やかなきれい色も、ひざ下までの長め丈だから子供っぽくならずに、印象はあくまでもエレガント。フレアシルエットのすそがひらりと揺れるたび、女性らしさを感じられるのも心地いいもの。 ニット/ジョン スメドレー スカート/マルティニーク バッグ/マルコ マージ ストール/マッタ 靴/コーチ イヤリング/ドミニク デネーブ シルバーバングル/ティファニー 細バングル/ヴェイド

長めスカートならではの新しい全身バランスとエレガントな女らしさは、ベーシックスタイルを一歩大人の方向へ更新するためのステップになります。

・「【三尋木奈保さん短期集中連載①】「年齢相応にきちんと見えて、居心地のいいおしゃれ」とは?」はこちら>>
・「【三尋木奈保さん短期集中連載③】“きちんと女らしい”を目ざしたい日は、「小ぶりバッグ」に頼ってみる」はこちら>>

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三尋木 奈保

大学卒業後、メーカー勤務を経て雑誌『Oggi』のエディターに。2013年に出版した『My Basic Note:ふつうの服でおしゃれな感じのつくり方』は12万部のロングセラー。現在は雑誌編集のほか、アパレルメーカーとつくるコラボ商品も毎回大人気で売り切れ続出。神奈川県・横浜出身。

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〜新刊情報〜
『Oggiエディター 三尋木奈保 My Basic NoteⅡ ”きちんと見える” 大人の服の選び方』

三尋木奈保 著 小学館 刊 ¥1500(税別)

三尋木さん自身が40代を迎えてこれまでの服が似合わなくなったという、ミモレで言うまさに「おしゃれ更年期」を体験。そんななかで今の自分に似合う服ってなんだろうを丁寧に見つめ直した洋服選びのルールをまとめた1冊。きちんと見えて心地よくいられるリアルで上品なコーディネートが満載です!


~三尋木奈保さん ミモレ独占インタビュー決定!~
ミモレ読者の方から「三尋木さんに登場してほしい」というリクエストを多数いただいておりました。ようやく実現! 三尋木さんに聞いてみたいこと、教えてもらいたいことを大募集いたします。40代になって手放したもの、狙っているものなどのおしゃれのこと、キャリアのこと、それ以外も……!? 下記の「応募するボタン」よりご投稿ください。

※応募締切:3月10日~11:59まで


撮影/嶋野旭(人物)、佐藤彩(静物)
ヘア&メイク/神戸春美 編集/佐藤明美(小学館)
編集協力/高橋香奈子