東京ではここ数日間で一気に春めいてきました。高知では全国で初の桜の開花を迎えた、となんとも嬉しいニュースも♡ いよいよ衣替えシーズンも近づいてまいりましたが、私がこの春一番に買ったものをご紹介させてください。それは、デニム。デニムというと一年中履いているのでデイリーなイメージが強いアイテムですが、その年によって少しずつシルエットが進化しているので、シーズン初めにデニムを買って、がらりと気分とシルエットを変えることが多いのです(フライングしてやや肌寒い日に履いても、楽しめますし!)。昨年気に入ってヘビロテしていたのは、ややハイウエストのセンタープレスのデニム。そしてこの春購入したのは、さらにハイウエスト&ワイド、そして色落ちがヴィンテージ風味な一本。woadblue(ウォードブルー)という日本のデニムブランドのものです。先日ROPEのショップでお買い物中、セレクトでかかっていたこちらのデニムに釘付け♡

ブランド名のwoad(ウォード)とは、中世ヨーロッパで栽培されていた、藍と同様の青色染料のことで、現存する世界最古の染料と言われているそう。こちらは、日本の職人による手染めの藍染め加工などを用いているとか。

ウエストできゅっと絞られたようなタックが入っているのが新鮮♡ デニムはとにかく、「どんなに素敵だろうが、スタイルが良く見えなければ買わない!」というルールを自分に課しています(過去、トレンドのデニムに飛びついて、太もも&お尻が食い込んだまま闊歩する…という黒歴史あり)。ここ最近人気のデニムはワイドなものが多くて安心かと思いきや、生地が硬く寸胴デザインのワイドパンツは、上半身が華奢じゃないとバランスがとれない……など、デニムの道は険しく遠かったりします。。でも、このデニムは柔らかい生地のため、身体に沿った落ち感で、スタイルよく見せてくれます。それにハイウエストで脚長効果も! 上にJKを羽織ったり、Tシャツやシャツに合わせたり、ベルトの色を変えてみたり……今後の妄想も膨らみます。

ヒップポケットは片方だけ外れたデザインなのですが、まるで古着のポケットを外したらオリジナルのデニムの色味が現れた……というような演出が素敵。数年前からコレクションブランドでもみかけたこのデザイン、かつて自分のリアル古着デニムで試してみましたが、それも結構可愛かったです!

ようやくニットを脱いで、薄手のトップスがいろいろ楽しめそうな時期。まずは「どんなトップスもどんと来い!」とでもいうような心強いパートナーを見つけたので、春のおしゃれもますます楽しみです♡

CREDIT :
ニット/AURALEE
パンツ/wordblue
バッグ/ジルサンダー
靴/メゾン マルジェラ(この日と同じ

朏 亜希子

主にファッションを担当。カジュアルファッション誌育ちのため、40代に突入し「大人にちょうどいいカジュアル」を模索中。長く使えるいいものと、たとえ今しか着れなくても心躍るもの、のおしゃれの幅を楽しみたいです。

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