ミモレストアの記念すべき第一弾アイテムとして登場した加根古工房の山葡萄のかごバッグ。かごバッグの最高峰とも言われる山葡萄のバッグは、使い続けると次第にレザーのような質感に変わっていく、経年変化も大きな魅力。秋冬もしまいこむことなく、一年を通して沢山使いこんでいただきたい、シーズンレスな名品です。「山葡萄のかごバッグ」のリアルな愛用者でもあるバイイングディレクターの福田麻琴さんに、秋冬コーデに合わせた着こなしを披露していただきました。

レザーバッグのような佇まいで綺麗めなシャツともマッチ

加根古工房の山葡萄のかごバッグ¥186000/mi-mollet STORE ブラウス/ドゥロワー カーディガン/カオス パンツ/オーラリー
MAKOTO's Comment
ブラウンのカーディガンとパンツにブルーのシャツ、そこに山葡萄のバッグを合わせて、茶×ブルーの配色でまとめてみました。きりっとした印象のブルーのシャツですが、かごバッグの編み地が柔らかなアクセントになって、どこか女性らしく優しげな雰囲気に仕上がります。かごバッグというとカジュアルなイメージをお持ちの方も多いと思うのですが、「山葡萄のかご」はラフ過ぎず、どことなくレザーバッグのようなきれいめな佇まいなので、こういうきちんと感のある着こなしにも良く合います。そして使えば使うほど、ツヤが出てきて色も少しずつ濃くなっていくのがこのバッグならではの楽しみ! 私も実際に何ヵ月か使ってみて、徐々にツヤが出てきたのを感じています。これから何年もかけて、“自分だけの美しい味”のあるバッグに育てていくのが楽しみです。

メンズライクなブルゾンに女らしい抜け感を加えてくれる

加根古工房の山葡萄のかごバッグ¥186000/mi-mollet STORE ジャケット/バブアー バイ アレクサチャン タートルネック/エニファム パンツ/ハウント  ストール/エルメス
MAKOTO's Comment
黒のフェイクレザーパンツと黒ニットにブルゾンを羽織ったカジュアルな着こなしは、まさに私の日常スタイル。服が黒だとつい小物もすべて黒で揃えたくなりますが、あえてブラウンの「山葡萄のかご」で軽やかさをプラス。自然素材ならではの深く、優しい色合いがコーディネートに抜け感を演出してくれます。こういうメンズライクな服にも違和感なく馴染む、山葡萄のかごバッグの守備範囲の広さってすごいですよね……! 正直、合わない服はない、と言っても過言ではないのではないでしょうか。

バッグをシンプルに持つのももちろん素敵ですが、こんな風にシルク素材のスカーフをあしらうとまた違った表情に。バッグの表面が丁寧になめされているので、かごバッグ特有のトゲトゲや引っ掛かりも、一般的なかごと比べると気になりにくいと思います。シルクスカーフだと綺麗め仕上げになりますが、ざっくりしたウールのストールを掛けてもきっと可愛い♪次はどんな服や素材と合わせてみようか、お洒落の探究心を広げてくれるところもこのバッグの好きなところです。

4シーズン楽しめて、次世代にも引き継げる“価値ある”バッグ

“使うことが一番のお手入れ”と言われるほど、使い込むほどに艶を増し、美しく変化していく山葡萄のかごバッグ。けして安い価格ではないですが、活躍する時季やシーンの幅広さ、更には次世代にも引き継げることを考えると十分にその価値のあるバッグです。
コートやニット、ブーツなど重めな秋冬の装いを軽やかに仕上げてくれる上質なかごバッグで、洗練されたお洒落を楽しんでみませんか?

撮影/須藤敬一
ヘアメイク/只友謙也(P-cott)
スタイリング/福田麻琴
取材・文/塚本桃子
構成/朏亜希子(編集部)