発田美穂の「欲しいものだらけで困る!」

2016.4.26

マイベーシックってなんだろう
~トップス編~

先日、あるおしゃれな女優さんにインタビューしたときのこと。自分らしいスタイルやワードローブについて質問したところ、いくつかのアイテムを挙げてくれました。そして「もしかするとこれらのアイテムは、みんなにとってはどこがベーシックなの?って感じかもしれない。でも、私にとってはこれがマイベーシック。トレンドが変わっても、このラインナップは変わらないと思う」と。

そうか、マイベーシックってこういうことだな、と話を聞きながら深く納得。みんなにとってのベーシックである必要はないんだ、自分にとってだけのベーシックでいいんだ、といろいろな意味で認めてもらえたような気になりました。

そしてこれを機に、私のベーシックについて考えてみました(感心するとすぐに取り入れてみるタイプ)。42歳ミモレ婦人である私の、2016年春夏のマイベーシックはこれです。

 

フ、フ、フツー!!! 自分だけのベーシックでいいって聞いたばっかりだっていうのに……。絵にかいたようなザ・ベーシック=定番。しかし、クローゼットであれこれ考えてみても、やっぱりこのチョイスはゆずれません。でも、言い訳をすると、どれもずーーーっと使っているものではなく、実はすべて去年と一昨年に買ったものなんです。

例えば愛するボタンダウンシャツ。でもトラッドブランドからではなく、マディソンブルーのものが今の気分にはしっくりきます。ボーイッシュなんだけど身頃が細身で、襟が微妙に高く、素材も地厚でしっかり男顔なんだけれどゴワゴワしない。

セントジェームスのボーダーも、一番人気の「ウェッソン」という身頃すべてがボーダーのものは数枚持っていますが、昨年この「ナヴァル」というモデルを購入。肩や裾の部分に白地が取られている、ちょっとしたデザインの違いなんですが、今シーズンのトップスをインして上半身を短く見せるバランスにはこちらのほうが合う気がしています。

Tシャツは以前このコラムでも紹介した、ザ ニューハウスのもの。襟ぐりや肩、袖のコンパクトさがバランス良く、こちらはインはもちろん、身長が低い私でもアウトにしてバランスが取れる優れもの。

つまり「ボタンダウンシャツ、白Tシャツ、ボーダーシャツ」と、アイテム名にしてしまうと定番ものなんですが、すべて自分や時代の気分に応じて進化版に買い替えているんですね。人から見たら、もしかするとぜんっぜん変わり映えしないかもしれないけど、でもそれでもいいの。わかる人にだけわかってもらえればいいのです!(←このセリフ、よく言っている気が…。)

大好きで自信が持てる「マイベーシック」こそ、今のトレンドや時代を感じるものにアップデートをすることってものすごく大事だなあ、と感じます。もちろん、ど真ん中のウキウキトレンドにもまだまだ挑戦し続けていきますよー。でも、得意なベーシックアイテムのフォルムや素材感などのちょっとした“微差”でトレンドを取り入れる、そんなさりげなさや奥ゆかしさも、ミモレ世代のトレンドの表現方法としてはアリだなあ、と思う今日この頃なのです。