先週は「読者が選ぶ・講談社広告賞」「講談社デジタル広告大賞」の贈賞式とパーティがありました。場所は帝国ホテル。会社からは「男性はダークスーツにネクタイ、女性はそれに準ずる服装で」とお達しが。

先週、咲子も書いていましたが、程よいドレスアップ問題。悩ましい!  ワンピースももちろん考えましたが、パンツをピシッとはきたい気分が急上昇。とはいえ、パンツスーツを着てしまうと男性陣にうもれそう……さて、どうする?

今回は、ワンピースにたよらないドレスアップのお話。

黒トップスに黒パンツを合わせたため、つぶれてしまいましたが、ベアトップのオールインワンではなく、ハイウエストのパンツをはいております。足元はパンプスではなくマニッシュなコンビのシューズを。全身を白×黒でまとめました。

そんな時に投入します、ダンディなパンツを。カマーバンドをした男性のタキシード姿、クラシックなバーの黒いベストを着たバーテンダー……そんなイメージを抱きながらのコーディネイトが楽しい、思い切りハイウエストのパンツです。はくだけで背筋ものび、なんとなく気持ちがハンサムになる――女性をエスコートすることが上手な男性の立ち居振る舞いが自然とできてしまいそうになる、魔法のパンツ、といいましょうか(笑)? 

白いシフォン部分には黒、黒の身頃部分には白の……なぜかしつけ糸のような儚いステッチが施されています。「今回のタイトルは中島みゆきの『糸』ですね!」と言う咲子に、「それはジャガードのジャケットを着た時にとっておく」とハードボイルドに答える私。

このハイウエストのパンツのデザイン性を強調するために、通常は白や淡いカラ―のトップスを合わせています。たっぷりとしたフリルがついたブラウスやボウタイ付きブラウスを合わせれば、かなり華やかになり、結婚式でも充分に対応可能。逆にTシャツを合わせれば、カジュアル・ドレスアップも可能……と、いろいろなパーティに対応してくれる万能パンツです。

結婚式の場のようにパーティに華を添えるドレスアップではなく、あくまでもおもてなしする立場でのドレスアップ。今回は裏方である立場を逸脱しないよう、全体的に黒の分量を多めにおさえめのコーディネイトをしてみました。映画『カサブランカ』のボギーよろしくのダンディ気分で、私は式典に出席をし、お客様をお迎えしたのでした。

『カサブランカ・ダンディ』と言えば、本当はこのスタイリングですよね! 本当にいかしてます! このスタイリングは、大草編集長に絶対似合いますね。今度、ミモレでカラオケ大会する時に(したことないけど笑)、コスプレしてもらおうっ♪

CREDIT :
トップス/ミュウミュウ
パンツ/アン・ヴァレリー・アッシュ
バッグ/セリーヌ
靴/サンローラン

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