収納の鉄則は、手のとどかないところにしまわない、ということです。キッチンでも戸棚でも、踏み台や椅子にのらないと取れないところは、使わないものを入れたまま、ということになりがち。でも、こんな方法なら…と思ったのが、ミラノで取材したお宅の書棚。天井まで届く高い棚ですが、いつもハシゴが置いてあるのです。このハシゴ、インテリア的にもきれいで、これなら上りたくなると思いませんか? 実用とインテリアの美を兼ね備えたこのアイデア、実は欧米の古い本屋さんなどでよく見かける風景です。日本ではハシゴなんて実用一点張りしか思いつかないけれど、その物自体が美しければ「景色」になるという、よい例かもしれません。