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2020年夫婦のセックレスは5割以上。日本人が性交したくない理由とは?

セックスレス大国と言われて久しい日本。
先日発表された、性の大規模実態調査『ジャパンセックスサーベイ2020』では、婚姻関係にあるカップルのセックスレスは51.9%という結果に。日本人の正しい性の実態が最新調査データで明らかになったのです。
少子化問題にも直結する、「なぜ日本人のセックスレスが増えているの?」「本当に日本人の性欲は減退しているの?」といった疑問に対し、この調査を担当した一般社団法人「日本家族計画協会」所長・北村邦夫先生(産婦人科医)に答えてもらいました。

 

※『ジャパンセックスサーベイ2020』は世の男女が性と正しく向き合える幸せな社会づくりに貢献することを目的とした大規模調査。
2012年、2013年、2017年に引き続き、一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センターがジェクスからの依頼を受け、2020年2月21日~24日にインターネットで実施。

 

 

日本人のセックスレス夫婦は右肩上がりに増えている


日本の夫婦の2組に1組以上はセックスレスという実態がわかりました。
この調査は20歳~69歳を対象に実施されましたが、2004年から日本家族計画協会が行ってきた「男女の生活と意識に関する調査」結果との比較のため、20歳~49歳の婚姻関係にある男女に絞った数値でみています。すると、15年程の間で3割から5割に増えていることがわかりました。

 

ここで、セックスレスの定義をおさらいしておきましょう。
「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」(日本性科学会,1994)です。ちなみに、セクシュアル・コンタクトにはキス、ペッティング、裸でのベッドインなども含まれています。セックス=挿入ではありません。

婚姻関係に限らずこの1年間のおよそのセックス回数の質問では、まったくセックス(性交渉)がないのは男性41.1%、女性49.5%でした。
さらに、1年以上セックスしていない人に、「どれくらい前から」と聞いた結果、平均で男性8.7年、女9.6年。中でも60代の男性11.4年、女性12.8年。つまり、50代からセクシュアルな触れ合いとは無縁の生活を続けているのは、決して珍しいことではないのです。

多数の日本人がセックスに積極的になれない理由を北村先生に聞いてみると、
「相手がいない。面倒くさい。パートナーが肉親のように思える。仕事で疲れている。出産後なんとなく。セックスより趣味など楽しいことがあるなどです。女性は面倒くさい、男性は仕事で疲れているが目立っています。男女共に草食化が進んでいるのは、リアルなコミュニケーション能力の低下が一因だと考えます」。

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