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心理占星術家・鏡リュウジさんが語る「占星術の魅力」とこれからの時代

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世界は今、未曾有の事態を受けて大きく変化しようとしています。まるでそれを予知したかのように、占星術の世界でも、200年に一度とも言われる変化が訪れようとしているのだとか。占星術家の間では、それを「風の時代の到来」と呼ぶそうです。地球上の現実の世界と果てしない宇宙の彼方で起こる星々の現象がリンクしていることに驚きます。
今回は心理占星術の大家・鏡リュウジさんに、そうした占星術の魅力と、「風の時代」を生き抜くための心構えをお聞きしました。

 

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今の変化を予想!? 200年に一度の星回りがもたらすものは?

 


編集部 今年は現実の世界でも大変な年になりましたけど、星占いでも2020年は大きなターニングポイントを迎える年になるそうですね。

 そうなんです。2020年12月22日に「グレート・コンジャンクション」という現象が起こるんですよね。これは、木星と土星が大接近する現象で、およそ20年に一度のサイクルで巡ってきます。
ここ200年ほど、このグレート・コンジャンクションは、若干の例外はあるものの、ほとんど「地の星座」で起こってきました。地の星座とは、牡牛座、乙女座、山羊座の3つの星座です。
ところが今年のグレート・コンジャンクションは、「風の星座」で起こるのが特徴。風の星座とは、双子座、天秤座、水瓶座の3つの星座を表し、今年の場合は水瓶座の場所で、この現象が起きるんです。木星と土星のグレート・コンジャンクションは今後、およそ200年の間、風の星座で続きます。

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編集部 つまり木星と土星が、およそ200年ぶりに「地の星座」から「風の星座」に場所を変えて大接近するというわけですね。
その星座の移動にはどんな意味があるのでしょうか?

 地の星座が象徴するものは、「物質、お金、経済、勤勉、社会、規範、年功序列」といったものです。一方、風の星座が表すものは、「コミュニケーション、情報、知性、ネットワーク、調和、自由、個性、コンピューター」。
どうですか? 今まさに起きている時代の変化と合致するようなキーワードが並んでいると思いませんか?

編集部 本当に驚くほどリンクしますね。働き方も年功序列型の終身雇用が崩壊しつつありますし、このコロナ禍の影響でますますIT化が加速し、経済活動は大打撃を受けて社会全体が大きく移り変わっています。

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