新米にもビールにも合う料理は花椒が決め手!【フードディレクター川上ミホさんレシピ】_img0
 

フードディレクター川上ミホさんとバタやんの乾杯インスタライブ第二弾が開催されました! お酒を飲みながら、美味しくて簡単なレシピを教えていただく恒例(になる予定)のインスタライブ。今回は新米のおいしい炊き方、白米にもビールにも合う料理を教えていただきました。

 

まずは恒例の乾杯から。今回は川上さんの住む軽井沢の地ビールがお供です。

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左から「キャプテンクロウ エクストラペールエール」、「オラホビール アンバーエール」、「水曜日のネコ」、「THE 軽井沢ビール クリア」、「THE 軽井沢ビール 高原の錦秋」、地元でしか買えない「軽井沢ビール クラフトザウルス」、「THE 軽井沢ビール プレミアムクリア」。川上さんは「キャプテンクロウ エクストラペールエール」、バタやん「THE軽井沢ビールプレミアムクリア」を選びました。


お米の炊き方に派閥がある!?


早速、新米を炊いていきます。お米って浸水とか蒸らしとかあるけど、1時間のインスタライブ中に炊き上がるのかしら……なんて心配していましたが、「大丈夫!今日は白米と炊き込みご飯のふたつ炊いちゃいますよ」と川上さん。ほんと!?

ここで川上さんから興味深いお話が。
「お米の炊き方にも派閥があるんですよ。浸水も蒸らしもきっちりやるフルコース派、浸水はするけど蒸らしはしない炊きバナ最高派、浸水はさせないで蒸らしはするもっちり派の三つあります。新米は水分が多いので、浸水はさせないで蒸らしはするもっちり派でいきます!」

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お米をとぐときの指の形はこんな感じ!

お米を研ぐときのポイントは

●必ず冷たいお水で
●最初の2回は研がずにすぐ水を捨てる
●米を擦り付けたりせず、指を立ててぐるぐる回すだけ
●研いで水で流すのは3回くらいでOK

「昔は水が透明になるまでしっかり研ぐ、なんて言われていましたが、ぎゅぎゅっと何度も押しつけるとお米が崩れてデンプン質が流れ出ちゃうんです」

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「今日は使うのは長谷園の土鍋さん。研いだお米と分量より少しだけ少なく水を入れて、ふたをして中火よりちょっと弱いくらいで8~10分火にかけます。しゅしゅしゅと湯気が出てきたら、弱火にしてさらに11分。そのまま10分蒸らします」

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手前にあるのが、電気圧力鍋Re・De・Pot(リデポット)。お米は4合まで炊くことができるほか、3つの調理モード(圧力、スロー、温め)や無水調理のほか、様々な料理に対応。オートモードを搭載されているので、メニュー番号を押すだけで簡単に自動調節調理ができるので、失敗知らずです。
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炊き込みご飯は電気圧力鍋リデポットで。具はなんとスペアリブ! 味噌大さじ2、豆板醤小さじ1、醤油少々、みりん少々を合わせたものをスペアリブ2本にしっかりまぶします。圧力鍋にお米と分量より少し少なめに水を入れます。その上にスペアリブをのせて、あとは炊飯するだけ!


材料少なく、手順も簡単な花椒を使ったおいしいレシピ3


お米が炊けるのを待つ間に白米にもビールにも合う料理を作っていきます。キーになる食材は花椒(ホアジャオ)。麻婆豆腐を作るために買ったものの、それ以外に使い道がわからず、キッチンに眠っているアレです。

一品目はすでに準備いただいていた「大根の醤油漬け」

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材料:大根(拍子木切り)、醤油、花椒

作り方:保存容器に材料をすべて入れる

「保存容器に大根を入れて、かぶるくらいに醤油を入れ、花椒をまばらに散らします。ピリッとが好きな方はたっぷり入れても。大根以外にも長芋やかぶ、セロリで作ってもおいしいですよ。浅漬けがいい方は2~3時間。1晩から2日で古漬けに。」

2品目は「レタスのサラダ 花椒オイルがけ」

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材料:レタス(食べやすくちぎる)、花椒、胡麻油、しょうゆ※お好みでのり、かつおぶし

作り方:レタスの上にのりもしくはかつおぶしをのせて醤油をかける。小鍋に胡麻油、花椒を入れて火にかけ、香りが出て煙が出るくらいまで熱して、レタスの上からかける。

「熱した油をかけることでレタスがしなっとして食べやすくなるんです。キャベツでもいいですが、その場合は千切りにするか、一回火を通したほうが食べやすい。茹でた鶏肉や豆腐にかけてもいいですよ。花椒オイルはあっさりした食材にパンチを効かせて、風味豊かにしてくれます」

3品目は「自家製なめたけ」

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材料:榎茸(ざく切り)、花椒、胡麻油、みりん、醤油、黒酢

作り方:小鍋にうすく胡麻油をしいて、花椒を入れて火にかけ、榎茸、醤油、みりん、酢を入れてごげないようにかき混ぜる。とろみがついて嵩が減って、くったりしたら完成。約3分くらい。

「お酢は甘い味を軽くしてくれる役割ですが、甘めが好きな方はお酢はなくても大丈夫。榎茸以外にも、しめじ、マイタケなど、きのこ類なら何でもおいしくできます」

3品ができたところで、ご飯たちも炊き上がった様子。

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「ふたをあけたらすぐにご飯を返します。まわりからはがすようにしてひっくり返すと、自分の力でほぐれていきます」

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「炊き込みご飯は炊き上がったら、器に装い、パクチーをのせ、その上から大根漬けのつけだれに追い花椒して、胡麻油を加えて混ぜたものをかけます。肉と骨から出た旨みがご飯にしみこんでいて美味しいんです」


フードディレクター川上ミホさん愛用の調味料を紹介!

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わずか1時間のインスタライブ中にご飯2品、おかず3品が完成! 川上さんとバタやんでできたてを試食し(こっそりビールを飲み)、少しだけ川上さんのアトリエをご紹介してインスタライブは初の1時間超えとなり(ライブを見て下さった方からのコメントで、1時間超えがOKだということを知りました!ありがとうございました!)、無事終了しました。

最後にライブ中に質問が多かった川上さんが愛用している調味料をご紹介します。

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お醤油は「すや久 生じょうゆ」。調味料・保存料・着色料などの添加物を一切使わず、丸大豆・小麦・食塩だけで本格的な天然醸造をしたお醤油。
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みりんは「一子相傳 小笠原味醂」。国産米、国産本格焼酎をベースに加熱処理をしていない生詰みりんです。「甘口のリキュールのようなので、食後酒として飲むこともあります」

見ているだけで幸せになって、お腹が空いてくる乾杯インスタライブ。香り以外は楽しめる映像でも楽しんでみて下さい。IGTVはこちらから!

構成・文/幸山梨奈