主演最新ドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』で、ラブサスペンスというジャンルに初挑戦する波瑠さん。都会と地方、仕事と結婚の中で、知らぬ間に互いを階級化してしまう同級生たちを描いた作品には、時代のキーワードである「格差」「カースト」「マウンティング」という要素をちりばめられ、他人事とは思えないヒリヒリした感覚を覚えます。

人気マンガ原作のドラマにおいて、多くの俳優さんが言うのは「ファンの期待を裏切らないよう」という言葉です。それは当然踏まえたうえで、「俳優が演じることで、また異なるものーー人間味のようなものを出したい」と、波瑠さん。ドラマを通じて垣間見える彼女自身の魅力に迫ります。

【新ドラマ主演・波瑠】人生の「答え」を見つけるために、生きなくていい_img0
 


俳優の役割はミスリードしたりハラハラさせたりすること


30歳を前に再会した中学時代の同級生たち、その間で次々と起こる不審死事件。その裏には様々な愛憎がありそうな……主演最新作・金曜ナイトドラマ『愛しい嘘~優しい闇〜』(テレビ朝日系列・2022年1月14日(金)夜11時15分~放送※一部地域を除く)は、波瑠さんが「あまり経験したことのない方面の作品」と語るラブサスペンスです。

 

「結末もまだ知らされていないので、登場人物と同じ様にドキドキしながら楽しみに先を待っています。現時点で台本を読んでいる4話までは原作そのままの展開なんですが、原作が完結していないので、後半はオリジナルの展開になっていくと思います。きっと犯人役の人は、後からくる脚本につじつまをつけるのが難しいだろうなって。でもまさか私が犯人だったりして。そのつもりでやろうと思っていないので、もしそうなら全部ひっくりかえっちゃいますね(笑)」(波瑠さん、以下すべて)

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物語の始まりは、中学卒業から14年ぶりに開かれた故郷での同窓会。波瑠さん演じる今井望緒は、夢のマンガ家デビューを果たしたものの評価も人気も獲得できず、マンガ家の道を諦めかけています。そんな彼女のもとに舞い込んできたのが、中学時代の同窓会の知らせです。これを発火点にサスペンスは始まります。

「俳優の役割は、視聴者の方をミスリードしたり、ハラハラさせたりすること。ほんとうにどうなるかわからない中で撮影が始まるので、私自身が次々起こる事件に“わあ”って驚かされながら演じることになると思います。『あの時のあれは、そういう意味だったのかも!』みたいな反応で物語に引き込んでいけるよう、いろいろ考えているところ。そういう意味では、一見平和な場面に見える冒頭の“同窓会”は見どころのひとつで、視聴者の方もより身近に入り込めるところかもしれません。大人になってからの同窓会で心に芽生えるもの、垣間見えるそれぞれの腹の底のようなものは、誰もが覚えがあると思いますし」

 
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