着心地もよく、手入れもラク、そして何にでも合わせやすい「Tシャツ」はこれからの季節に欠かせないアイテム。ただシンプルなアイテムゆえに、大人世代になると選び方や着方に迷うことも……。そんな悩みを大人カジュアルの名手であるスタイリスト福田麻琴さんに、「デミルクス ビームス」のアイテムを例に解決策を提案いただきました!
気軽に着るなら“洗いざらしOK”でヴィンテージライクな一枚。すっきり着たいならノースリTがおすすめ
「Tシャツの季節がやって来ました! Tシャツは私のワードローブにも欠かせません。ただカジュアルでシンプルなアイテムゆえに、実は選び方がかなり重要なんです。デイリーに、ほどよくカジュアルに着たいなら、”洗いざらし”で着られるかがポイント。洗ったあとにシワが目立つような素材感だと毎回スチーマーをかけることになり、忙しい朝は面倒になって結局手に取らなくなってしまうんですよね。だからシワが気にならない、味になってくれるヴィンテージライクな質感がいいなと思っています。
もしTシャツをキレイめに着たい、上半身がすっきりと見える一枚が欲しいということであれば、実は”T”型よりもノースリーブがおすすめ。袖で中途半端に二の腕を隠すよりも、潔く出して全身のIラインを強調する。そして素材も上質で滑らかなコットンを選ぶと、キレイめにすっきりとした着こなしが叶いますよ」
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シワが気にならないヴィンテージ感のある黒Tシャツ。
質感の違う黒を重ねたワントーンでシックに
MAKOTO’Sコメント
デイリーに着やすい、洗いざらしOKなヴィンテージ感のあるTシャツとしておすすめしたいのが、亜希さんがディレクターを務めるAK+1のもの。コットンジャージー素材で着心地もよく、ジャストサイズなので、カジュアルな中にも女性らしさを感じさせてくれる一枚です。白、グレー、黒の3色のなかで、シックにワントーンで着たかったので、黒を選びました。Tシャツがマットな黒なので、パンツはほのかに光沢感のある、墨黒のゆったりとしたベイカーパンツに。Tシャツ+パンツのワンツーコーデは大人になると着るのに少し勇気がいるので、同じく黒ニットを肩掛けして、気になる二の腕のあたりをカモフラージュ(笑)。アクセサリーも存在感のあるものをプラスしてコーディネートを盛り上げています。
ジャストサイズのTシャツはジャケットのインナーにも!
MAKOTO’Sコメント
ジャストサイズのTシャツのいいところは、一枚でも着られるし、羽織りものの下に着られるところ。ということでジャケットを羽織ってみました! 実はひとつめのコーディネートで合わせたパンツは、同素材のジャケットがあり、こんなふうにセットアップとしても着られます。セットアップとはいえ、柔らかな素材なので、かっちりしすぎず、でもテーラードデザインできちんと感もあり、幅広いシチュエーションで使えそうです。裏地がない軽い素材なので、夏の冷房対策に持ち歩くにも!
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すっきり見せたいならノースリーブTシャツ。ボトムもロングタイトスカートにしてIラインを強調
MAKOTO’Sコメント
すっきりときれいめな印象でTシャツを着たいなら、ノースリーブがおすすめです。ノースリーブとはいっても、この絶妙に肩の丸みは隠してくれるデザインがポイント。これより短いと肩も二の腕も強調されてしまうから……。すっきり感を後押しするコーディネートにおすすめなのが、これからの季節にぴったりのリネン素材のスカート。ロング丈でタイトなシルエットなら、すらりとした印象がさらに加速。ネックレスもトレンドのY字デザインを選べば、より縦長に見せてくれるはず。
Tシャツは厚手の生地ではないのですが、白のわりに透けにくところもいいなと思いました。上質なコットンならではの光沢感もあり、ブラウス感覚で使える一枚です。こちらはぜひきれいめに着てもらいたいので、着る前には必ずシワがないかチェックを。あったらささっとスチーマーで伸ばしてください。コットンなので、すぐに取れますよ。
亜希さんがディレクターを務める「AK+1」の夏コレクションが発売中。公式Instagramもスタート!
今回の企画で麻琴さんが着用した黒Tシャツを始め、オーセンティックなメンズウエアのディテールを女性らしいパターンに落とし込んだベーシックウエアを中心に展開する「AK+1(エーケーワン)」。Tシャツやカットソーワンピースなど上質な素材で作られた夏コレクションが発売中です。そして待望の公式Instagramがスタート。ぜひチェックしてフォローしてみてください。
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提供/デミルクスビームス 新宿
tel. 03-5339-9070
撮影/沼尾翔平
ヘア&メイク/久保フユミ(ROI)
構成・文/幸山梨奈
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