前回のモデル高山都さんとブランディングディレクター行方ひさこさんに続き、「ル ラボ 青山」を訪れたのは、スタイリストの福田麻琴さん。福田さん流の香りの楽しみ方をお伺いすると、「香りもコーディネートの一部なので、気分や服装、シーンに合わせて使い分けています」とのこと。楽しみ方を詳しく伺うとともに、春に向けて新たにご自身のラインナップに加えたい香りを選んでもらいました。

訪れたのは「ル ラボ 青山」。こちらのショップでは購入したい香りをその場で調合する「フレッシュ ブレンディング」ができるラボを併設(*ラボが併設されているのは一部店舗のみなので公式サイトよりご確認下さい)。東京都港区南青山5-5-24 tel. 03-6419-7167

「香り」もコーディネートの一部。服はもちろん

気分やシーンに合わせて数種類を使い分けています

 

香りものが好きです。私の場合、お気に入りの香りをひとつ愛用するのではなく、わりといろいろなものを試すタイプ。その中で、いくつかのピンと来たものを着ている服、気分、シーン、季節などで使い分けています。

家の玄関には数種類のフレグランスが置いてあって、その日のコーディネートや予定を考えて選びます。たとえば、今日は一日中撮影で、着ているモノもスポーティだとしたら、甘い香りよりもスッキリとしたフレッシュな香りがいいな、とか。ホテルのラウンジで打ち合わせがあるという日だったら、エレガントな香りを選ぶことも。玄関に並ぶ”スタメン”フレグランスは季節によって少しずつ変わります。春になるとやっぱり爽やかな柑橘系の香りに心躍りますし、冬なら少しセンシュアルな香りもしっくりきます。

私にとって香りは単体で楽しむものというよりは、コーディネートするアイテムのひとつなんです。着ている服と、その日の予定と、訪れる場所と。

もちろん身に纏う香水だけではなく、キャンドルやアロマオイルで部屋を香らせたり、ハンドクリームなどデイリーに使うもので香りを感じることもあります。朝ヨガをするときに焚くお気に入りのアロマオイルもあるし、夜ゆっくりする時間につけたいキャンドルもあります。香りはそれだけ気持ちを前向きに導いてくれたり、落ち着かせてくれたり、私の毎日を心地よく、快適に過ごすために欠かせないものなんです。

こんなふうに書くと「福田さんって遠くにいても香りでわかっちゃうタイプの人?」と思われそうですが(笑)、そんなことはなくて、たぶんこの記事を読んでくれた友人や知り合いたちの多くは「えっ? そんな香りつけてたの?」と思っているはず。フレグランスも好きですが、淹れ立てのコーヒーやワインの香り、天気のいい日のお日様、育てている植物や土の匂いも私の生活には欠かせないものなので、フレグランスの量は控えめに。空中にひと吹きして、それをふわりと纏う。これだと自分にほのかに香る程度です。香りの好みって本当に千差万別。フレグランス好きこそ、周囲を不快にしない楽しみ方をしないとですよね。

福田麻琴


「ル ラボ 青山」で春に向けて新しい香りをひとつ選ぶ

一緒に選んでくれるのは、“ソウル”と呼ばれるショップスタッフの方。好みや香りの使い方などを伝えて一緒に選んでいきます。

ニューヨーク生まれの「ル ラボ」のオード パルファムには、現在18種類の香りがあり、他にはない想像力をかき立てる唯一無二のラインナップが揃っています。今回は、さまざまな香りを使い分ける福田さんに、この春の気持ちにフィットする香りを選んでもらうことに。

「最初に『ル ラボ』を知ったのはパリでした。ブランド名もアイテム名もフランス語なので、てっきりフランスのブランドだと思っていたら、ニューヨーク生まれなんですね。そう言われてみるとショップの雰囲気やデザインはニューヨークを感じます。青山のお店の前もよく通りかかるのですが、賑わっていることが多かったので、今回お邪魔できてとても嬉しいです」

早速、香り選びがスタート。まずは 「ル ラボ」を代表する香り「SANTAL 33」から。ショップの方からの”80年代のマルボロのポスターから想起された香り”という話に「確かに! わかる気がします。軽快で、その奥からレザーの香りもしてきました。これは本当にユニセックスな香り。ニューヨーク中がこの香りになったというエピソードもわかる気がします(笑)」とイメージソースとその香りのバランスに納得の様子。

 

次に試したのは、大人になってから好きになったというイランイランを使った「YLANG 49」。「若いときは甘く深い香りが苦手でしたが、最近は好きになってきました。YLANG 49は甘さだけではなく森林浴をしているような香りもあっていいですね」と麻琴さん。まさに「YLANG 49」にはイランイランにオークモス、ベチバー、サンダルウッド、ガーデニアなどを配合。ちなみに「ル ラボ」のラインナップの中でもっとも使用されている香料の数が多いアイテムです。

今、いちばんネロリが好きだという麻琴さんのためにチョイスしてくれたのが「NEROLI 36」。「いろいろなブランドのオレンジの香りを使ってきました(ネロリはオレンジブロッサムエッセンスの別名)。香るだけで、気持ちも明るくなりますよね」。ネロリにはスイカも入っているそうで、まさに春から夏にかけてフィットする香りなのだそう。

さらにいくつかのフレグランスを試してみましたが、どれもそれぞれによさがあり、なかなか選べない様子の福田さん。なかなかひとつに決めることができず、最後はこれまでの感想やご自身の香りの使い方を元に「ル ラボ」のスタッフに決めてもらうことに……。


 スタイリスト福田麻琴さんの

春の香りは「BERGAMOTE 22」に 

「BERGAMOTE 22」は、ベルガモットのフレッシュで瑞々しい香りに、フローラルなプチグレイン、苦みを感じさせるグレープフルーツ、そこにベチバーをほんの少し。明るい季節に合うフレッシュさもありながら、独自性もあるユニークな香り。「BERGAMOTE 22」 50㎖¥26950/ル ラボ
「ル ラボ」ではフレグランスのラベルに名前やメッセージ(アルファベットや記号で最大23文字)を入れてパーソナライズするサービスが。写真はスマホの翻訳機能を使いながら、メッセージを丁寧に考える福田さん。

「取材で訪れたのは2月末で、まさにこれから春に向かう時期。私の中でも香りを衣替えする時期だったのでしょう。明るい気分にさせてくれる、フレッシュで甘い香りが気になっていたようです。少しデコルテを見せたワンピースなどをヘルシーに優しく着るときに合いそうです。私の好みやライフスタイルに合わせて香りのプロが選んでくれた『BERGAMOTE 22』を使うのが楽しみです。メッセージもこの出会いを記念して『LE LABO chose for ME!』にしてみました。早速帰ったら、玄関に並べておかないと!」

ご自身の香り選びを楽しんだ福田さん。最後に「ル ラボ」の香水以外のラインナップのチェックしてみることに。実は香水以外にも気軽に手にしやすい、ハンドクリームなども揃っているんです。その中からいくつか福田さんが気になったものをピックアップしてもらいました。
 

「ホームフレグランス」と「キャンドル」を

同じ香りの「PETIT GRAIN 21」に

「PETIT GRAIN 21」 キャンドル245g¥11000、ホームフレグランス100㎖¥16500/ル ラボ

オレンジブロッサムのエレガントな香りをメインに、心地いいグリーンのアンダートーンが調和した「PETIT GRAIN 21」。「甘さと爽やかな香りのバランスがいいので、家で香っていたら気持ちよく過ごせそうですね。『ル ラボ』のデザインはクリーンでミニマルなので、インテリアとして置いても素敵ですよね」
 

気軽に「ル ラボ」を楽しむなら、2000円台からのハンドクリームやリップバームがおすすめ

上からハンド ポマード 100ml¥4950、リップ バーム 15ml¥2200、オール イン ワン バーム 25g¥2970/ル ラボ

「初めに『ル ラボ』を試してみたいという方や贈り物を探している方におすすめなのが、バス&ボディやグルーミングのアイテム。日常使いしたいハンド ポマードとリップ バーム、爽やかなベルガモット&ラベンダーの香りのマルチバームは、香水と同様に男女問わず使えるので、迷うことの多い男性への贈り物にもいいなと思いました」
 

Information
どこでもル ラボの香りを楽しめる
バス&ボディ トラベル セットが登場!

旅行や出張などで家を離れるときにもル ラボの香りを楽しみたいという方のためのトラベル セットが誕生! 90㎖のシャンプー、コンディショナー、シャワー ジェル、ボディ ローションの4点、そしてショップスタッフが店頭でつけているエプロンにインスパイアされたワックス加工のキャンバスポーチがセットに。香りはSantal 33とRose 31の2種類から選ぶことができます。ゴールデンウィークや夏休みなど、これからの季節は旅に出る機会も増えるので、ル ラボをお供にしてはいかがでしょうか。

取り扱い店舗:
ル ラボ直営店/ル ラボ 公式オンラインショップ


ル ラボのホームページはこちら>>

提供/ル ラボ
tel. 0570-003-770(ル ラボ お客様相談室)

※すべての金額は2023年4月現在のものとなります。

撮影/木村敦
 出演/福田麻琴
 ヘア&メイク/後藤若菜(ROI)
構成・文/幸山梨奈