写真はフランスのブランド、ジアンの「オアゾブルー」という柄。イタリアンレストランで、メインのお皿はカラフルな柄でしたが、パン皿は「ブルー&ホワイト」のこれ。しっくりと似合っていました。

イギリスに初めて行ったとき、アンティーク・マーケットで「ブルー&ホワイト」という言葉を、耳にしました。文字どおり、青で絵付けされた白い器のこと。柄やテイストに関わらず、「ブルー&ホワイト」という言葉で、ざっくりとくくってしまういイギリスの人のおおらかさにちょっと驚いたものです。「ブルー&ホワイト」は洋はもちろん、和食にも違和感がありません。日本では、藍色の絵付けの器を「染付」と呼びますが、それに通じるものがあるからでしょうか? 青と白は、どんな料理も引き立て、おいしそうに見せてくれます。洋食器、和食器という分け方にとらわれず、混ぜて使うと器も少なくてすみ、食卓のコーディネイトの幅も広がりますね。