40代女性の悩みの上位に来るのが『髪のボリューム』。ミモレ読者の方にも「最近ボリュームが出にくい」「髪が細くなった」「分け目が以前より目立つ気がする」なんて方も多いのでは? そんな大人の女性の髪の悩みについて美容家の余慶尚美さんと、ミモレ編集室のお二人がクロストークします。
40代、“髪の印象”は欠かせません
――お洋服もメイクもばっちりできても、髪にボリュームがないとコーディネートが映えない、そんな経験ありませんか?
sakuraさん あります! 私はピンクとか明るい色のお洋服が好きなのですが、髪のボリューム不足のせいか、なんだか華やかさがなくなってきた感じがします。
Smileさん 私も数年前から髪にボリュームがなくなってきたので色々調べてやっているんですが、トップがぺたんとなってしまうので今まで似合っていたお洋服もいまいち決まらないなと思うことがあります。髪を短く切ったりもしたんですがやっぱりロングヘアが好きなんですよね……。
sakuraさん わかります。私も昨年から抜け毛が増えて、髪を洗った後の排水溝を見てびっくりすることが本当に増えました。スタイリングを工夫しようと思うのですが、不器用だし朝は忙しくて時間もないしで難しいですよね。
余慶さん 古くからあることわざに「一髪、二化粧、三衣装」というのがあるんです。つまり女性の見た目を一番大きく左右するのが髪なんですよね。東洋医学では髪は「血余(けつよ)」と呼ばれていて、髪はその人の今の状態を示す鑑でもあります。髪にボリュームがなくてぺたんこだと、なんだか疲れて見えますよね。一方髪にボリュームがあると、たとえすっぴんでもイキイキとした印象を演出できるというわけです。そのくらい、髪のボリュームって大切なこと。
実は上の写真はすべて「壮年性脱毛症」の写真です。壮年性脱毛症とは、一般的に遺伝性の薄毛または抜け毛のことです。自分の頭皮と比べてみましょう。特に一番左の写真くらいでも壮年性脱毛症とは、意外に感じる方も多いのでは。
今、どう対策するかで将来の髪の印象が変わってきます
余慶さん 人は毎日100本くらいは毛が抜けています。髪が抜けやすい時期である8〜10月はさらに増えますが、そうではない今の時期にも抜け毛が増えていたり、髪が細くなったと感じたら壮年性脱毛症のサインかも。男女問わず、40代後半くらいから多かれ少なかれ脱毛症は誰にでも起こる可能性があります。でもそれをどう遅らせるか? もしくは程度を軽くするかというのは、その前の壮年期のケアや睡眠などで変わってくるんです。
sakuraさん 髪の悩みはありましたが、何か対策をしなきゃという意識はあまりありませんでした……。育毛剤とかは男性向けというイメージがあって。
Smileさん スカルプケアシャンプーに変えてみたり、頭皮用のセラムを塗ったりして少しは安定したような気がしていましたが、この先のことを考えると本気でケアしなきゃなと思ってきました。
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