クレンジングの役割といえば、メイクをきちんと落とすことだけど、今は、さまざまな機能が追加されたタイプも多数。それだけに、どれがいいか選べないという声も。特に40代からは、お手入れを一生懸命しているつもりでも、肌不調が増えていきがちなだけに、肌調子を大きく左右するクレンジングは上手に選びたいところ。そこで、トラブル回避ケアの達人、ビューティエディターの入江信子さんに、選び方のコツを指南していただきました!
“落とさねば、入らぬ”。40代からのスキンケアの基本です!
入江信子さん(以下、入江):まず40代になったら、「落とさねば、入らぬ」と思ってください。シワやシミなどさまざまなエイジングサインが現れて、つい効きそうな美容成分を「入れる」ことばかりを考えてしまいます。もちろん、それも大切ですが、そもそも肌表面に余計なものが残っていると、入れたくても入っていきません。しかも、年齢を重ねると、本来剥がれ落ちるはずの古い角質が肌の表面に残って、角質が分厚くなってしまう。そうなると、皆さんも経験あると思うのですが、肌がゴワゴワして、化粧水の入りが悪いという状態に。
実は、私自身、何をやってもダメで、肌調子が一向によくならないと感じるときがあって。そのとき、クレンジングを変えてみたんです。そうしたら、浴びるように化粧水や乳液をつけても変わらなかった肌が、クレンジング一本で「こんなにうるおうの?」と驚くレベルで変わったんです。やはり、メイクを落とすのはもちろんですが肌に不要なものをきっちり落とすというケアが重要だな、とつくづく思いました。
クレンジング選びは、「落ちる」と「うるおい」を同じレベルで重視を
入江:クレンジングで、最も大切なのが、「落ちる」と「うるおい」が両立されていること。昨今のクレンジングは、正直、「乾く」と感じるものはほとんどありません。それでも、特に40代からは「落ちる」と同じぐらい「うるおい」を重視したものを選んでほしいと思います。また、美容成分をたっぷりと入れたものも多く、その恩恵もぜひ味わってほしいですね。タイプとしては、オイル、バーム、クリームなどがありますが、私的にはイチオシはミルクです。刺激が少なく、ベタつかずにさらっとした使用感なのに、洗い上がりはクリームタイプと同じぐらい、もっちりとするものが多い。肌にうるおいがきちんと残るからか、透明感まで上がる気がします。
そしてもうひとつ。負担のかからない角質ケアを取り入れてほしいと思います。ピーリングという方法もありますが、肌タイプや使う酸の種類によっては、刺激が強く、肌が荒れることも。なので肌にダメージを与えることなく、無理なく要らないものだけ落とせるものを、ぜひ。その一つとして挙げられるのがスクラブです。昔は、あり得ないぐらい痛いものもありましたが(笑)、今は、全然違う! 細かくて弾力のある素材などを用いるなどして、負担なく肌をなめらかにしてくれます。
パピリオ クリア ブライト クレンジングは、まさにそんなコスメの進化の恩恵を受けられる1本。コロコロと優しい肌あたりのこんにゃくマイクロボール入りで、メイクも古い角質や毛穴汚れもきちんと落とせて、もっちりとしたうるおい感が残る洗い上がり。大人の毛穴が目立つ原因は乾燥が大きいから、毛穴目立ちに悩む大人世代にもすすめられますね。
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入江信子さん
ビューティエディター&ライター。mi-mollet連載『老化の予習』のナビゲーターとしても活躍。豊富な知識と取材力を誇り、ビューティアイテムを見極め、ニーズに応える提案に定評あり。ゆらぎやすい肌質ながら、トラブル回避のケアを熟知し、業界屈指の「年齢不詳」感を誇る。