階級やキャリアは関係ない。下剋上感がクセになる!
さて、番組を盛り上げているのはシェフたちだけではありません。韓国料理界を代表する二人の審査員が、個性がとっても強くて面白いんです。
審査員を務めるのは、韓国では知らない人はいない料理研究家ペク・ジョンウォンと、2024年現在唯一の三つ星レストランのシェフ、アン・ソンジェ。
大衆向けレストランのチェーン展開で成功を収めたペク・ジョンウォンと、韓国のファインダイニング界頂点ともいえるアン・ソンジェ……という対照的な二人なので、意見が真っ二つに分かれることもたびたびあります。
二人の審査員が目隠しをして、先入観なしで料理の優劣をつけるというステージもあって、階級やキャリアは関係なしの真っ向勝負。
実力だけが勝負の鍵となる世界で、黒さじたちが白さじに挑んでいく“下剋上感”がクセになります。韓国コンテンツは、格差をモチーフにした作品作りが本当に上手。韓国ドラマもそうですが、ドラマティックな筋書きの一発逆転モノは、どこかスカッとするし、エネルギッシュでおもしろい!
また、いったいいくらの予算がかかっているんだろう……という大掛かりなセットに度肝を抜かされます。同じくNetflixのオリジナルコンテンツで、チャン・グンソクも出演していたサバイバル番組『ザ・インフルエンサー』もそうだったのですが、正直、現実のものとは思えない近未来的なシステムや装置に圧倒されるんです。まるでイカゲームの世界を現実に観ているよう……!
ブームは海外にも広がっており、私がたまたま先日渋谷で飲んでいた時に、隣にいたスイス人カップルとなぜか『白と黒のスプーン』の話題になって、意気投合! 「ナポリマフィアの店、行ってみたいよね〜!」などと大盛り上がりしました(笑)。
次回渡韓する際は、なんとか予約を取って、シェフたちのお店で食事をしてみたいと思います!
構成/山本理沙
前回記事「韓国女優たちはどこのブランドの服を着ている!?40代以上も着たい韓国ブランド4選!」>>
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