2回では楽しさのすべてをお伝えしきれず、3回目に突入してしまいました「星のや富士」でのグラマラスな日々。初心者でも安心して楽しめたアクティビティをレポートして、最終回とさせてくださいませ。

河口湖で水鳥と一緒に早朝カヌーイング
“湖上の早朝カヌー”は約90分間のアクティビティ(1名分3500円)。朝7:00に待合いに集合し、車で河口湖畔へ向かいます。救命胴衣や手袋を借り、ガイドさんからレクチャーを受けて、2人ひと組でカナディアンカヌーに乗り込みます。朝いちばんの静かな河口湖には、朝ごはん真っ最中の水鳥がたくさん。二の腕が筋肉痛になるほど、張り切って漕ぎまくりました♪

かなり慣れている人っぽい後ろ姿ですが、星のやコートと星のやキルティングマフラー、星のやクロックス、星のやリュックのおかげで準備が整いました! レセプションでもらったオリジナルボトルにホットティーを入れて持って行ったのですが、ガイドさんもホットドリンクボトルを用意してくれていました。ガイドさんまできめ細やか、お優しいわ。
楽しかった奄美大島でのマングローブカヌーはひとり乗りだったので、今回は初の二人漕ぎ。でも、曲がるわ、回るわ、進まないわで、早くも仲間割れしそうな我々のカナディアンカヌー……。ほかのグループはすいすいと楽しげに富士山を目指して遠くへ進んでいきます。90分後にどうにか岸にたどり着いた私たちは、もちろんビリっけつ。他人と呼吸を合わせることの難しさ、己がこの歳まで独身の理由がようやっとわかった気がいたします……。

空中テントとホットワイン&チョコレートフォンデュ
3本の木を使って設営した“星降る森の空中テント”ですが、今回は贅沢バージョンの“リビングオプション”を付けてみました(2時間2名で20000円)。グランピングマスターがホットワインやチョコレートフォンデュをサーブしてくれるんです。ちょうどクラウドテラスで開催されていた“森の演奏会”の音色も聞こえてきます。あたたかい飲み物やホットスナックをいただきながら、薪のパチパチいう音や揺らぐ炎をぼーーと眺めていると最高にリラックスできました。おうちに薪ストーブ、ほしいなぁ(遙かなる夢ですが)。

山登りが趣味というグランピングマスターが、スパイスたっぷりのホットワインをつくってくれました。山やアウトドアにまつわるいろんなお話も楽しかったな。試験管に入っているのはさまざまな種類のハーブティー。はちみつや白州なども用意されていました。とろとろに溶かしたチョコレートに、フルーツやマシュマロをつけてパクリ♥ 甘い幸せが口いっぱいに広がります。
空中に浮かぶ夢のような寝心地の“空中テント”。ふかふかの敷物やクッション、寝袋に加え、電気毛布も用意されていて、まったく寒さを感じない快適さでした。電気ってすごいわ。ファスナーで開閉する小窓を開けて、濃紺の夜空にお目当ての星を探してみたり、しばしぼーーっとしてみます。この浮遊感、ちょっと癖になりそう。おうちにテントサイル、ほしいなぁ(まずは3本の太い木が必要ですが……)。
お昼間の“空中テント”テントサイルはこんな感じです。地面がどんな状態でも、野犬やヘビが来ても大丈夫なように開発されたフローティングテントは、真ん中があいて、梯子を使って出たり入ったりできます。ちょっとアナログなUFOみたい。
“星降る森の空中テント”キット。グランピングマスターとコンタクトをとるための腕時計型トランシーバーや星座スコープなど、ワクワクするお道具がぎっしり入ってました。もちろん、大きな天体望遠鏡も使えます。グランピングマスターが使い方を教えてくれますよーー。望遠鏡なんて何十年ぶりかしら。

宿泊と食事が別々の「星のや富士」は、いろんな組み立て方ができるので、さまざまな年代、旅目的にも対応。知人の友人親子は「キャビンから一歩も出ない、何もしない1日」を楽しみ、ほかの友人母娘は「マシュマロ焼きまくり、薪割りまくり滞在」が思い出に残っているそう。また、ここを拠点にして5日間ぐらいで富士山・河口湖で思い切り遊び倒したアクティブな夫婦も。

今回の滞在、かなりハッスルして楽しみまくった私ですが、次回はおひとり様プランで、憧れの“何もしない滞在”にしてみようかと思いつつ、山麓乗馬は楽しそうだし、森の中でエアリアルヨガもやってみたいしで、またしてもフル回転してしまいそうですw

星のや
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